設置する給湯器について (6)

機器選びのポイントは、お使いの給湯器のタイプ(壁掛・据置・マンションタイプなど)がどれなのか。また給湯能力(号数)をアップするのか、ダウンするのか。はたまた省エネタイプ(エコジョーズ)にするのかによって変わってきます。給湯器のプロが最適な商品をご提案しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

号数とは、お湯を作る能力(給湯能力)のことです。水温+25度のお湯を1分間に1リットルつくることができる能力を1号とする」という基準で決められています。号数が大きい給湯器ほど、給湯能力が高いことを示しています。

4人家族の場合は24号、単身世帯は16号を選ぶのが一般的といわれています。ただし、冬場は水温が下がるので出せるお湯の量が少なくなることに注意が必要です。他の時期と比較して冬場の給湯能力は8割程度になってしまうのです。号数は冬場を基準に決定するとよいでしょう。下記の図も参考にしてください。

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フルオート・オートとは、追いだき機能のことです。フルオートは、お湯はり・追いだき・保
温・たし湯、さらに追いだき配管の洗浄までを全て自動でやってくれます。一方のオートタイプは、お湯はり・追いだき・保温のみを行います。家族の人数が多く、たし湯をする機会が多いのであれば、フルオートを選ぶと快適になります。

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エコジョーズとは、約200度の排熱を「二次熱交換機」と呼ばれる装置で再利用することで、熱効率を飛躍的に高めた省エネタイプの給湯器です。従来の給湯器は、約20%の熱量が排気ガスとして無駄になっていましたが、エネルギーロスを約5%まで低減することで、熱交換率を95%まで高めました。

家族構成やお湯の使い方にもよりますが、4人家族で都市ガスの場合、年間で1万円程度のガス代が節約できるといわれています。