追い焚き重視派必見!給湯器はオート・フルオートどちらを選べばいい?
給湯器を選ぶ際に決め手のひとつになるのが「追い焚き機能」ですよね。
ボタンひとつで適温の湯船につかることができるので、
入浴派の人には欠かせない機能といえるでしょう。
さて、追い焚き機能がついた給湯器には、
オートタイプとフルオートタイプのいう2つの種類があるのをご存知ですか?
似たような名前ですが、機能や価格などで違いがあるのです。
どちらのタイプを選べばいいのか、種類別にご紹介します。
目次
追い焚き重視派の人が選ぶべき給湯器は?
追い焚き機能のついた給湯器には、
オートタイプとフルオートタイプの2種類があると説明しました。
それでは、この2つのタイプには
どのような違いがあるのでしょうか。
オートタイプとフルオートタイプの違い
簡単に言うと、オートタイプより機能が豊富なのがフルオートタイプです。
「自動洗浄機能」や「自動たし湯」などの機能が追加されています。
オートタイプの代表的な機能には、以下のようなものがあります。
①自動湯はり…ボタンを押せば、設定温度のお湯を自動で溜める
②追い焚き…湯温が下がったら、設定温度まで追い焚きする
③保温…スイッチをいれておけば、自動で設定温度に保温する
一方、フルオートタイプになると機能が追加されます。
①自動湯はり…ボタンを押せば、設定温度のお湯を自動で溜める
②追い焚き…湯温が下がったら、設定温度まで追い焚きする
③保温…スイッチをいれておけば、自動で設定温度に保温する
④自動洗浄機能…排水時に追い焚き配管内にお湯を流して洗浄する
⑤自動たし湯…設定水位を下回ったら、自動でたし湯をする
フルオートタイプでは、④⑤の機能も使うことができるんですね。
オートタイプとフルオートタイプ、どちらを選ぶべき?
フルオートタイプは機能が多い分、オートタイプより割高です。
どちらのタイプを選んでも追い焚き機能は使えるので、
フルオートタイプ特有の機能をほとんど使わないのであれば
オートタイプを選んだ方が経済的ですよね。
2つのタイプの特徴を見比べて、
ご自身の生活に最もフィットした給湯器を選ぶのが大切です。
オートタイプの給湯器について
上述の通り、
フルオートタイプに比べると機能数の少ないオートタイプの給湯器ですが、
どういった場合にオートタイプを選べばいいのでしょうか?
オートタイプの魅力
オートタイプの魅力として、フルオートタイプに比べて本体代が安い点が挙げられます。
機能数が少ない分、数万円安く給湯器を取付けることができます。
追い焚き機能はしっかり使えるので、そこまで高機能じゃなくても構わないという方は、
オートタイプで十分です。
オートタイプのデメリット
オートタイプを選ぶにあたり、気をつけておきたいことがあります。
まず、オートタイプの給湯器には、水位センサーがついていません。
設定した湯量でお湯はりをし、もし人が入浴するなどして水位が下がっても、
その後追加でお湯が出てくるわけではありません。
また、もし浴槽内にお湯が残った状態で「ふろ自動」を押すと、
設定した湯量分のお湯を追加で溜めるので、
場合によっては浴槽からお湯が溢れる可能性があります。
(フルオートは水位センサーがついているので、設定水位までお湯が溜まったら給湯停止します)
オートタイプがおすすめなのはこんな家庭
以下のような場合は、
オートタイプの給湯器をおすすめします。
・家族の人数が少ないご家庭
入浴人数が多く、次々とお風呂に人が出入りするような家族は
常にお湯を適温に保ってくれるフルオートタイプがおすすめですが、
少人数で使うのであればオートタイプで十分といえます。
・追い焚きが使えれば問題ない方
給湯器に多くを求めない方も、オートタイプがおすすめです。
機能はたくさんある方がいいと考える方もいるかもしれませんが、
実際普段の生活で必要な機能はオートタイプで十分まかなえます。
フルオートにしかない機能がどうしても必要という方は別ですが、
「迷っている」くらいであればオートタイプでいいかもしれませんよ。
・給湯器設置(交換)を安く済ませたい方
機能が減る分、オートタイプの方が割安です。
数万円ではありますが、フルオートよりも安く仕上げることができるのは魅力的です。
フルオートタイプの給湯器について
次に、高機能なフルオートタイプを選ぶ基準をご紹介します。
フルオートタイプの魅力
少しお話ししましたが、フルオートタイプには水位センサーがついています。
あらかじめ設定した水位に自動たし湯してくれるので、
あとから入浴する人がわざわざ操作しなくても、
安定した水量を確保したまま入浴することができます。
また、追い焚き管の自動洗浄機能により、
配管内に残った湯垢や入浴剤を洗い流してくれるので、
きれいなお湯を使うことができます。
特に小さいお子さんがいるようなご家庭であれば、
雑菌のわいたお湯に入るのは抵抗がありますよね。
そういった心配ごとが解消されるのも、フルオートタイプの良さといえるでしょう。
フルオートタイプのデメリット
フルオートタイプのデメリットとして一番に挙げられるのが価格です。
高機能であるがために、どうしても価格は高くなりがち。
もし現在フルオートタイプを使用していて、
フルオートの機能をフル活用しているならば、
給湯器交換する際も同じフルオートに交換していいでしょうが、
もし自動洗浄機能やたし湯機能をほとんど使っていないようであれば、
オートタイプに変更してしまうのもアリでしょう。
フルオートタイプがおすすめなのはこんな家庭
フルオートをおすすめしたいのは、以下のような場合です。
・大家族である
世帯人数が多く、入浴する際に何度も追い焚き・たし湯するようなご家庭であれば
フルオートタイプが便利です。
水位や湯温の調整を気にすることなく連続して入浴できるので
手間がかかりません。
・配管の自動洗浄機能を使いたい方
配管の掃除は、難しくはないですが面倒なものです。
フルオートの自動洗浄機能を使えば、排水の度に配管を自動洗浄してくれます。
家事の時短につながりますし、
常に清潔なお湯を使うことができるのは大きな魅力といえるでしょう。
まとめ
オートタイプとフルオートタイプは、
「たし湯」と「配管洗浄」機能の有無でタイプが変わります。
どちらのタイプを選んでも追い焚き機能は使えるので、
生活スタイルと予算が決め手になるといえるでしょう。
たし湯と配管洗浄がどうしても使いたいのであればフルオート、
そうでなければオートを選ぶというシンプルな考え方でいいかもしれませんね。