水はちゃんと出るのに、お湯だけ水圧が弱いのは給湯器の故障?
お風呂に入るとき、勢いのいいシャワーを浴びると、
一日の疲れが飛んでいきますよね。
また、洗い物をするときはお湯でサッと流して手早く作業を終えたいものです。
しかし、水に比べてお湯の水圧(水量)が極端に少ないというトラブルがあります。
水であればハンドルの開け具合で水量が調整できるのに、
お湯は蛇口を全開にしても、水の3分の1くらいしか水量が出ないといった症状です。
家事や生活をする上で非常にストレスになるお湯の水圧(水量)不足。
その原因は一体何なのでしょうか?
目次
水圧(水量)不足の原因はこれ!
まず、水圧(水量)不足の原因として考えられることをご紹介します。
給湯器の水抜き栓フィルター(ストレーナー)にゴミが詰まっている
給湯器の水抜き栓フィルター(ストレーナー)にゴミが混入していると、
スムーズにお湯が出てきません。
フィルターにゴミが詰まる原因は色々あります。
例えば、自宅近くで水道工事が行われ、その影響でゴミが自宅の給湯器フィルターに入り、
お湯の流れを妨げるというような事例もあるのです。
給水バルブにゴミが詰まっている
給湯器の下には給水バルブがついています。
ここにゴミが詰まっていると、給湯器に十分な水圧で水が供給されないので、
やはりお湯の水圧は弱いと感じるでしょう。
給湯器の給湯能力を超えている
給湯器には、「号数」という給湯の容量を表す単位があります。
16号、20号など、数字が大きくなるほど給湯能力が上がるのですが、
この給湯スペックを超えた量のお湯を出そうとすると、
水圧が弱くなってしまうのです。
号数が小さい給湯器を使用していると、
例えば家族の誰かが入浴している途中に、台所で洗い物をするなど、
同時に複数の場所でお湯を使うことで給湯器の給湯能力が限界を迎え、
結果として水圧が弱くなってしまいます。
貯湯タイプの場合は、お湯が足りなくなっている
貯湯タイプの給湯器をお使いであれば、
タンクのお湯が足りなくなっているかもしれません。
冬場はお湯を作るのに時間がかかるので、お湯の消費に追いつかない場合があります。
また、家族の帰省などで一時的にお湯の消費が増えると、
これもまたお湯を作る方が追いつかず水圧が下がるときがあります。
水圧(水量)不足を解決する方法3選
お湯の水圧が弱いのには様々な可能性が考えられます。
これから紹介する方法をひとつずつ試してみてください。
給湯器の水抜き栓フィルター(ストレーナー)を掃除する
水抜き栓フィルター(ストレーナー)の掃除方法は以下の通りです。
①給水元栓を閉める
②すべての給湯栓(お湯の蛇口)を開ける
③水抜き栓フィルター(ストレーナー)を左に回し外す
④水抜き栓フィルター(ストレーナー)内を掃除する
⑤水抜き栓フィルター(ストレーナー)を元の場所に戻す
⑥給水元栓を開ける
給湯能力の高い給湯器に交換する
現在使用中の給湯器の給湯能力(号数)が使用量に見合っておらず、
複数の場所でお湯を使うと水圧が下がるようであれば、
給湯能力の高い給湯器に交換するのもおすすめです。
家族の人数が増えるなど、家庭環境の変化に合わせて
ベストな給湯器も変化していきます。
もし湯量・水圧不足で不便な生活になっているのならば、
思い切って号数の大きい給湯器に変えてしまうのもひとつの手といえるでしょう。
リンナイ社の号数表
新しい給湯器に交換する
水圧が弱い原因が給湯器自体の故障にあるならば、
なるべく早く新しい給湯器に交換しましょう。
給湯器に異常がある際、給湯器のリモコン(パネル)に
エラーコードと呼ばれる3ケタ(2ケタ)の数字が表示されます。
エラーコードの解消方法は取扱説明書や各メーカーのHPに掲載されていますので、
それらを参考に給湯器を操作してみてください。
エラーコードが解消されたあとも不具合が続いたり、
そもそもエラーコードが表示されない場合は給湯器の故障も考えられます。
まずは給湯器の専門業者に相談してみましょう。
そこで交換をおすすめされたら、思い切って給湯器を交換した方が
のちのちの生活のためといえます。
まとめ
お湯の出が悪いと、すぐに給湯器の故障や寿命を疑ってしまうものです。
しかし、水道工事やゴミの詰まりなど、思わぬことが原因で
水圧が弱まってしまっているだけのこともあります。
お湯の水圧(水量)不足を給湯器の問題と片付けてしまう前に、
色々な角度から検証してみた方がいいでしょう。
自分で解決できそうにないときは、プロの業者に頼んでみてもいいですね。