海の近くの家は注意が必要!給湯器を塩害被害から守るための3つのコツ

青い海、広い空…昔から、海の近くや海の見える場所は
居住地や別荘地として大人気です。
サーフィンや釣りなど、海のレジャーが趣味の人にとっても魅力的な場所ですよね。

優雅で開放的なイメージのある沿岸部の家ですが、
給湯器にとって大敵となる「塩害」を忘れてはいけません。
メンテナンスを放っておくと、給湯器は次第にダメージを受けていきます。

海の近くに住んでいる方や、これから居住を考えている方に、
知っておいてほしい給湯器と塩害の関係についてご紹介します。

こわ〜い塩害。給湯器に与えるダメージとは?

給湯器の劣化が早い

給湯器が長年潮風にさらされた状態が続くと、
給湯器のダクトや本体、ビスなどの腐食スピードが早くなります。
劣化した部品類は正常に役割を果たさないばかりか、
赤サビが浮き、見た目も非常によくありません。

思わぬ事故につながる可能性がある

塩害を受けた機器・部品は、劣化により正常な作動を妨げられるほか、
劣化が原因となって思わぬ事故につながることもあります。

もし、今お使いの給湯器が、塩害被害による劣化が進んでいるようであれば、
一度メーカーのメンテナンスを受けたほうが安心といえるでしょう。

海から何メートル離れていれば大丈夫?

海の近くとはいえ、目の前が海のお宅もあれば、
数キロ離れているお宅もあるでしょう。

目安としては海からの距離300メートル未満のお宅であれば
給湯器に関して何かしらの塩害対策をしたほうがいいといえます。

塩害から給湯器を守る3つのコツ

給湯器を潮風のあたらない場所に設置する

給湯器を設置する際には、なるべく潮風にあたらない場所を選んで
設置するようにしましょう。

・海に面していない場所
・塀やルーバーなどで防風対策されている場所

など、潮風の影響を受けにくい場所を選ぶ工夫が大切です。

また、目隠しの意味も込めて給湯器をモノで覆っているお宅もありますが、
給湯器には、障害物との離隔距離が定められています。

塀・ルーバー近くに給湯器を置いたり、
給湯器自体を隠す場合には、
給湯器の作動を妨げないよう適切な距離を保ちましょう。

こまめな掃除を欠かさない

どれだけ気をつけていても、沿岸部に住んでいる以上、
多少なりとも潮風の影響は受けてしまいます。
給湯器だけでなく、他の金モノも塩害によってサビてしまったりしますよね。

海の近くに住む以上、普段からこまめな掃除は欠かせません。
給湯器の表面に付着した塩分を取り除くために、
定期的に給湯器を拭きあげてください。

塩分が付着している時間を少なくするだけでも、
給湯器の腐食スピードに差がでてきますよ。

塩害対応の給湯器を設置する

これから新たに給湯器を設置するのであれば、
ぜひ「耐塩害仕様」の給湯器を購入しましょう。

給湯器の表面を特殊加工した、塩害に強い仕様の給湯器が販売されています。
(最初から加工済みのものと、特注対応するものがあります)

通常の給湯器に比べて塩害に強いので、
潮風の強い地域でも安心して使えます。

「塩害対応」が標準のパロマ

パロマ社の給湯器は、標準品でも「塩害対応」になっています。
給湯器の外装に塩害(サビ)に強い鋼板を使用しており、
沿岸部にお住まいの方に多く選ばれています。

リンナイの「耐塩害仕様品」

リンナイ社では、主に海から300メートル未満の場所にある建物向けに
「耐塩害仕様品」を販売しています。
仕様の内容は以下の通りです。

耐塩害仕様品
排気ダクト … 耐熱・耐酸コーティング
前板・本体 … 耐塩害塗装
排気口・金具類、外観ビス … ステンレス製

せっかく新しい給湯器を設置するのであれば、
塩害に強いタイプを選んで、快適な生活を送りたいものですね。

まとめ

海の近くに住んでいると、洗濯物や植栽などが塩害を受けることも多く、
頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。

給湯器の塩害は一朝一夕で症状が現れるものではありませんが、
じわじわと給湯器を蝕んでいくこわいものです。
日々のメンテナンスに加え、塩害に強い給湯器を選ぶことで
塩害のリスクを多少なりとも下げることができます。

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