給湯器は壊れたら修理?交換?
自分は給湯器の交換工事の仕事をしているので、
お問い合わせのお電話をいただいた時によくきくフレーズがあります。
お湯が出ないんです
お湯にならないんです
温度が安定しないんです
などなど
こういった症状は壊れて動かなくなる一歩手前の状況の場合が多いです。
一般的に給湯器の寿命は12~15年なんて言われています。
実際交換に行く現場はやはりこれくらいの使用年数の場合が多いです。
中には20年間もんだいなかったなんて給湯器もたま~にあったりします。
そんな話をお客様にすると12年くらいで壊れたお客様は「使い方がわるかったのかしら?」
などとおっしゃいますが全くそういったことはないと思います。たまたま壊れなかっただけでいたって普通だと思います。
話は少しそれましたがお電話でいただく相談のほとんどの方がやはり10年以上たっており、修理をしようか交換をしようか迷っている方が多いです。
修理は確かに必要な場合や修理したほうがいい場合もあります。使用年数が10年以下だったり、軽微な故障の場合などはそれにあたると思います。
しかし、対応年数を過ぎた給湯器の修理は果たしておすすめできるのかというと、自分の場合は進めていません。
確かに一時的には使えるようになり、交換するより安く済んだとしても必ずまた壊れます。故障個所だけ直せばまた10年使える物ではありません。
普段はカバーをかぶっていて、上の排気口から熱い空気が出るだけですが、中身はこんなにいろいろ詰まってます。
自分はキン肉マン世代ですが、これを昔初めて見たとき連想したものがウォーズマンの仮面の下・・・子供のころ見てはいけないあの内側とそっくりだと思いました。
話がそれましたがこんなに複雑な精密機械なのです。
ですので一か所壊れたところを直すだけではまたほかの箇所で不具合が必ず出ます。
10年を超えた給湯器、またはそれに近い給湯器は直し損ということはよくあることです。
お金のこともそうですが、安心して毎日使えるということもとても大事だと思います。
また冬場に壊れてお風呂に入れなかったり、いざ交換しようとした時期がたまたま工事の忙しい時期や、
給湯器のモデルチェンジの時期など、物が余っている日本のはずなのに、給湯器が手に入らないなんてこともあるんですよ^^
結論
ですので対応年数ごろから頭の片隅にそろそろ「給湯器も交換しないとな~」
なんて入れておいて、初期症状が出たら専門業者に来てもらうよう調べておくのがおすすめです!!
余談
昔外国に少しだけ住んでいたことがあります。暑い国ということもあったのでしょうが、蛇口をひねってお湯が出る家は本当に少なかったです。
ホテルなどにはもちろんお湯が出る蛇口がありましたが、一日に使える量が少なかったり、温度が低かったりなかなか暖かくならなかったりと日本のようにすんなり使えることはまずありませんでした。
よ~く考えてみてください。
42度のお湯をずっと安定してお湯を沸かすことが人間の手でできるでしょうか?
どんなに火加減の上手な人がやっても一定量を出しながらおんなじ温度で温めるのは不可能に近いと思います。
「ただお湯を出すだけでしょ?」なんて当たり前に使っているから思ってしましますが、それだけのためにこれだけの装置が必要でふつうに毎日使えていることがすごいな~といつもふたを開けるたびに思います。