仮設給湯器の利便性について考えてみた
故障してしまった給湯器を交換したいけれど、業者側に在庫が無いなどの理由で、すぐに新品を取り付けられない場合があります。
そのような場合に活躍してくれるのが仮設の給湯器です。
対応としてはかなりイレギュラーですが、考え方によっては便利な仮設給湯器について考えてみました。
目次
仮設給湯器とは?
まず、仮設給湯器というのは正式な名称として存在している訳ではなく、
様々な事情により仮の給湯器を設置する場合に、仮設給湯器と呼んでいます。
仮設給湯器は一度取り付けた後、もう一度正式な給湯器に取り付け直します。
どんなとき、仮設給湯器が活躍するのか
次のようなケースで、仮設給湯器は大変便利に使ってもらえます。
・業者に給湯器の在庫がなく、取り付けまでに時間がかかってしまう。
・小さいお子さんやお年寄りがいて、1日でもお湯が使えないと困る。
・お客様が工事に立ち会える日が先の日程になるので、取り急ぎ仮設給湯器を使いたい。
・何らかの理由により短期間しか使用しない。
お湯が使えない期間は長くなればなるほど、また、寒い時期であればあるほど辛いものです。
仮設であっても、お湯が使える方が生活する上では便利なので、
状況により仮設給湯器を取り付けることがあるということです。
福田設備の仮設給湯器
当社でも、念のため仮設給湯器を一台持っています。
それほど登場の機会はありませんが、冬場はメーカーの繁忙期にあたり、新しい給湯器の納品が遅れることがあり、そういう場合には仮設給湯器で急場をしのぐこともあるんです。
リモコンは給湯器にくっつける
通常、給湯器本体とリモコンは独立した部品であり、リモコンは室内に取り付けます。
しかし仮設給湯器となると、わざわざ室内にお邪魔してリモコンを取り付けて…というのは手間になります。
結局、後ですぐ取りはずすことになるからです。
また、屋内作業があるとお客様の立会いが必要ですが、リモコン付きの仮設給湯器であれば外仕事だけで完了するので、お客様に立ち会ってもらわなくても工事可能です。
そのため、当社の仮設給湯器は、給湯器本体にリモコンを接続して、
屋外に給湯器を取り付ければすぐに使用できるようにしています。
つまり、手作りです!(笑)
※リモコンの電源は、取り付けている期間はずっとつけっぱなしです。
いちいち給湯器のところまで行って電源をオン・オフする必要はありません。
お客様は蛇口をひねればすぐにお湯を使うことができますし、
業者は室内工事の手間を省くことができるので、
お客様にとっても業者にとっても手間が少ない方法といえます。
ただし、これはあくまで仮設給湯器だからできる設計といえます。
本来、リモコンは屋外にさらして使うものではありませんので、
短期間使う前提の仮設給湯器のみの対応です。
仮設給湯器は無料で使えるの?
仮設とはいえ、きちんとした性能を持った給湯器を使うのに、使用料は発生しないのか?と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
これに関しては仮設給湯器を取り付ける業者により考え方はまちまちです。
「レンタル給湯器」として明確に使用料を提示する業者もいますし、
あくまで仮の給湯器なので、数日の貸し出しであれば無償で取り付けてくれる業者もいます。
使用期間の長さにもよりますから、もし仮設給湯器を取り付ける場合は、
事前に業者に確認しておくとよいでしょう。
仮設給湯器はどんな業者でも持っているの?
すべての業者が仮設給湯器を持っているわけではありません。
また、仮設給湯器を持っている場合でも、その業者に給湯器交換工事を依頼している方に限って貸し出している業者がほとんどでしょう。
もし、給湯器の交換業者とは別の業者に仮設給湯器を借りるのであれば、
「レンタル給湯器」と銘打っている業者を探して自分で依頼することになります。
まとめ
給湯器が使えない=お湯が使えないというのは、想像以上にストレスがかかるものです。
特に冬場の寒い時期、皿洗いを真水でするのは辛いですし、汚れも落ちづらいですよね。
また、大人だけならまだしも、赤ちゃんがいる家庭などではお風呂を外で済ませるのも一苦労かと思います。
業者によって仮設給湯器に貸し出し料金や設置費用がかかることもありますが、
日常生活の快適さと天秤にかければ、仮設給湯器を取り付ける方が良い場合もあります。
もちろん、すぐに給湯器交換できるのが理想ですが、特に冬場はメーカーの在庫切れや、工事が立て込みなどが起こります。
もしもの時の対策として、仮設給湯器について知っておくと安心ですね。