救急車と思ったら東京ガスだった!?ガスの緊急車両(緊急作業車)もあるんです。
けたたましく鳴るサイレンの音。
救急車かな?と思ったら見慣れない車が赤色灯を光らせながら走っていて、よく見ると「TOKYO GAS(東京ガス)」と書いてあった…という経験はありませんか?
実は、数ある緊急車両のなかにはガスの事故に対応するものもあるのです。
あまり知られていないけれど、大切な仕事を担っているガスの緊急車両(緊急作業車)について調べてみました。
目次
そもそも緊急車両ってなに?
緊急車両(緊急自動車)とは、消防車や救急車といった、緊急の事態に対応するために走行している車両のことを指します。
公共の車両(消防・警察など)と、民間の車両(電力・ガス・鉄道など)の2種類があるんですよ。
緊急車両がサイレンを鳴らして走行しているとき、その緊急車両は赤信号でも走行を続けることができます。
その他の車両や通行人は、緊急車両の走行を優先させなくてはいけません。
例えば青信号でも停車して緊急車両がスムーズに走行できるようにしたり、車を寄せて道を譲ったりもしますよね。
代表的な緊急車両としては消防車や救急車が挙げられますが、そのほかにも自衛隊の警務車両、白バイ、移動電源車、爆発物処理筒車など、意外にも種類は多いのです。
そのうちの一つが、ガスの緊急作業車となります。
東京ガスの緊急作業車は何をするの?
ガスの緊急作業車の仕事は、ガス漏れなどの緊急性の高い事態に対応することです。
(ガス機器の故障などには対応していません)
ガスは火気に触れることで爆発しますので、ガス漏れは早急な対応が必要な緊急事態です。
例えば、火災も大変な事故ではありますが、大規模な爆発の可能性があるガス漏れも、かなり危険な状況と言えます。
ガスの緊急作業車がサイレンを鳴らして走っているときは緊急事態
ガスの緊急作業車のサイレンは救急車に似ています。
赤色灯もかなり強めなので、「救急車や消防車より目立つ」という声があるくらいです。
東京ガスの緊急連絡先はこちら
ガス漏れが疑われるときの、東京ガスの通報専用ダイアルはこちらになります。
0570-002299
(または、03-6735-8899)
※無休・24時間対応
ガス漏れかな?と思ったらやるべきこと
ガス臭いなど、ガス漏れが疑われるときはどう対応すればいいのでしょうか?
①東京ガスの緊急連絡先に連絡する
上述した緊急連絡先に連絡して指示を仰ぐとともに、次の対応もとってください。
②家の窓を開けて換気する
室内がガス臭いときは、なるべく大きく窓を開け、室内の換気を行います。
③機器栓・ガス栓を閉める
コックをひねって栓を閉めます。
メーターガス栓を閉める
ガスメーターについているガス栓も閉めましょう。
ガス臭いときのNG行動!危険なので絶対禁止です
ガス漏れが疑われるとき、緊急作業車が到着するまでのNG行動があります。
・ライターやマッチといった、火気を使ってはいけません。
・電気、換気扇といったスイッチに触れてはいけません。少しの火花が命取りです。
・屋外がガス臭いときは、家の窓や扉を開けてはいけません。ガスが室内に侵入します。
・ガス臭い場所へ近づかないでください。
爆発を誘引したり、自ら危険な場所に近寄るような行為は避けましょう。
まとめ
私たちの暮らしは、たくさんの働く車によって支えられています。
消防車や救急車に比べると見る機会は少ないものの、ガスの緊急作業車も、そんな働く車のひとつです。
「ガス臭がする」というのは、あまり遭遇する機会はありませんが、こういった緊急連絡先があることを知っているだけでも、日々の安心につながりますよね。
ガスに関して緊急性の高い場面に遭遇したら、ホットラインとして心強い味方ですが、もちろん、いたずら電話は厳禁ですよ。