【大人の社会科見学】ガスミュージアムに行ってきた(後編)
東京都小平市にある、ガスミュージアム(東京ガス)に行ってきたシリーズの後編です。
ぜひ前編もご覧ください!
ガスの歴史を「ガス灯館」に対し、ガス機器の変遷を知ることができるのが「くらし館」。
昔から現在にかけての、ガス機器やガスにまつわる広告の変遷が展示されていて、
とても楽しかったです。
目次
ガス機器の進化が分かる!
ガスを使った生活用品(コンロや給湯器、暖房器具など)が数多く展示されています。
「そういえば昔、おばあちゃんの家にあったコンロに似ている」
「昔はこういう暖房を使っていた」
など、懐かしい気持ちにひたったり、
どう使うのか想像できないほどレトロな機械があったりと、
眺めているだけで楽しい展示がいっぱいです。
暖房器具
ガスを使った暖房器具です。
カニの形をしたユニークなものもあり、見ても楽しめる暖房ですよね。
調理器具
ガスといえばガスコンロですよね。
レトロなデザインに歴史の流れを感じます。
おそらく大きなお家にしかなかったであろう、大型のガスコンロです。
オーブンもついています。
ロゴが可愛い!
このあたりになると、何となく懐かしい気持ちを抱きますね。
衣類乾燥機?
ガスドライヤーなる製品のポスターを発見しました。
「赤ちゃんはお部屋を物干場にすることがキライ」
おそらく衣類乾燥機のことだと思いますが、
ガスドライヤーという名称だったのですね。
ちなみに令和となった今でも、我が家はお部屋を物干し場にしています…。
すまん、娘よ(笑)
ガスメーターも進化している
ガスメーターも、時代により大きさや色などが変化し続けているようです。
だいぶコンパクトになっていっていますね。
時代の雰囲気が分かる展示も
ミニチュアも結構展示が多くて、面白いです。
個人的には、入り口につり下げたジャラジャラのれんとか、
冷蔵庫の上の乾きものがノスタルジックに感じます。
当時の生活感が伝わってきますよね。
ガスの広告で年代がバレる!?
歴代の東京ガスの広告(ポスター)が展示されていました。
西田敏行さんから広瀬すずさんまで、有名な芸能人の顔がズラリ。
我が家の反応としては、
夫→「田村正和のマサにガスだね、懐かしい〜〜!」
妻→「妻夫木聡くんのポスター、懐かしい〜〜!そしてカッコいい〜〜!」
でした(笑)
どの広告がピンとくるかで、世代がバレてしまいますね(苦笑)
かなり昔だと思いますが…。白黒です。
ボウリングブームの時代でしょうか。
師匠、若い!
森本レオさんもお若いですね〜。
鈴木史朗さんもCMに出てらっしゃったんですね。
夫が反応した正和さんです。
妻が黄色い声を上げた妻夫木クンです。
すずちゃん、安定の可愛さですね〜。
皆さんはどのポスターに見覚えがありますか?
ガスが何からできているか知っていますか?
普段、何気なく使っているガスですが、もともと何からできているかご存知ですか?
くらし館では、ガスの作り方の変遷を見ることができます。
石炭時代
もともと、ガスは石炭を使って作られていました。
写真の炉(模型)に石炭を入れ、蒸し焼きにした際に発生するガスを供給していたそうです。
必要な分のガスを作るには、ものすごい量の石炭が必要だったことでしょう。
石油時代
石炭の次に、ガスの原料となったのは石油です。
石油を使えば、石炭よりも効率的にガスを作ることができ、
ガスの生産コストも下がりました。
言葉で説明すると、
「高温の発生器に原油と水蒸気を送る→熱分解でガスを発生させる」
という仕組みだそうですが、大変複雑な工程ですよね。
その後、石油産地での戦争や地球環境の悪化から、
次第に次のガス原料を求める動きが活発になっていきます。
天然ガス(LNG)時代
今では、環境への影響が少ない天然ガスがガス原料のメインです。
安定して天然ガスを貯蔵できるタンクの開発など、
より安全、より快適にガスを作る努力が続けられているんですね。
しかし、天然ガスによるガス供給を普及するには相当な手間とコストがかかったそうです。
東京ガスは一般家庭にあるガス器具の調整を行う作業を開始しましたが、
昭和の後半、なんと16年間にも渡って一軒ずつの家庭を回って作業したとのこと。
当時の東京ガスの使命だったのでしょうね。
ガスを使ってオルガンが弾ける!?
少し変わり種で、ガスを使って演奏できるオルガンも展示されていました!
なんとボタンを押すと、リクエストに答えて自動演奏してくれます。
一体どんな仕組みなのか見当がつきませんが、優しい音色でしたよ!
まとめ
2記事にわたり、ガスミュージアムの見学レポをお伝えしました。
なかなか行く機会はないかもしれませんが、
私たちの生活を支えてくれているガスについて知るには絶好の場所です。
ちなみに見学は無料です。
お近くに立ち寄った際には、ぜひ見学してみてくださいね!