ネットに出てくる給湯器交換の口コミって信用できるの?
ネット通販を利用するとき、買いたい商品を他の類似品と比較したいとき、気になる商品の使い心地を知りたいとき・・・皆さんは何を参考にしますか?
そう、その商品の口コミやレビューですよね。
商品を購入する前から、実際に使った人の意見を聞けるのですから、便利な世の中になりました。
モノ以外にも、飲み会の幹事になれば、口コミで評価の高いお店を探して予約する人も多いと思います。
給湯器交換の業者を探すときも例外ではありません。
試しに「給湯器交換 口コミ」と検索すると、口コミランキングやまとめサイトが多く表示されました。
ただ、口コミの数や評価(星○つ等)は、本当に信用できるものなのでしょうか?
あまりに高評価の口コミばかりだと、逆に怪しいのではと疑う心理まで出てきます。
給湯器交換の口コミについて調べてみました。
目次
給湯器交換の口コミサイトを調べてみた
「給湯器交換 口コミ」でヒットしたサイトをいくつかチェックしてみました。
ほとんどは給湯器交換の業者をランキング形式で紹介し、実際の利用者の声(口コミ)をいくつか掲載しているサイトです。
こういったサイトからいくつか評判のいい業者に目星をつけ、見積りを依頼するのが自然な流れではないでしょうか。
口コミサイトの口コミは誰が書いている?
口コミサイトの口コミは、誰が書いているのでしょうか。
「え!実際に給湯器交換をした人でしょう?」と思われますよね。
もちろん、お客さんが口コミを書くこともありますが、
実際には給湯器交換の業者側がお客のふりをして口コミを書くことも、ままあるのです。
口コミを書き込む人は、主に「実際のお客」「業者・業者の関係者」「プロのライター」に分けられます。
実際にサービスを利用したお客が書いている
実際に給湯器交換を依頼したお客さん本人の場合です。
本来はすべての口コミがお客さんによるものと信じたいところですね。
ところで、口コミを書く心理とは、どういったものでしょう?
サービスが非常に良かった、または、非常に悪かったときではないでしょうか。
真実味のある口コミを読むと、「サービスに感動した」もしくは「がっかりする対応だった」など、内容が極端なことが多いです。
「サービスは良くもなく悪くもなく、普通だった」とき、進んで口コミを書こうとする人はあまりいません。
もちろん、口コミを書くメリットがあるときは別です。
例えば、口コミを書いてくれた人にはキャッシュバックやノベルティのプレゼントなどの特典は、お客さんが口コミを書く動機を強くします。
業者の関係者が書いている
給湯器交換・修理の業者内の人が自作自演で口コミを書いているパターンです。
自社に有利に働くコメントを意図的に量産することは歓迎されるものではありませんが、
なかには自社の弱みを強調することでお客さんとのミスマッチを防いでいるパターンもあります。
「○○市は対応していないようだ」や、「夜間は対応してもらえず不便だ」などです。
間接的な表現を使えば、自社の条件を柔らかく伝えることができるようです。
外注ライターが書くことも
業者が外注したライターが口コミを書いていることもあります。
Webライターの外注サイトを見てみると、「口コミ100件を10,000円で」とか
「実際に使用したつもりで体験記を書いてください」といったお仕事依頼が多数載っています。
プロのライターが、実際に商品・サービスを購入したつもりになって口コミを量産しているんですね。
給湯器交換の口コミにもステルスマーケティングが
ステルスマーケティングって?
ステルスマーケティング(略してステマ)という言葉があります。
消費者に宣伝と気づかれないよう、企業が宣伝行為をすることです。
企業が、あたかもサービスを利用した消費者のように口コミを流すことは、典型的なステルスマーケティングの手法です。
「サクラ」という言葉を聞けば、ステマがどういったものか感覚的に分かるかもしれませんね。
ステマサイトは使い方次第
ステマ(自作自演の宣伝)情報は信用できないかというと、そうでもありません。
ステマサイトには、確かにわざとらしく誇張宣伝したような口コミが載っていて、胡散臭く感じるときもあります。
しかし、ステマサイトは消費者に役立つ情報・豆知識を載せていることが多いです。
使い方次第・付き合い方次第では、便利なサイトが多いので、うまく活用したいところです。
結局、何を信用すればいい?
口コミは多くあれど、結局のところはサービスを受けないと、善し悪しは分からないものです。
しかし、給湯器交換のような高額な買い物をするときは慎重にならざるをえないですよね。
インターネット上の情報だけで業者を選ぶとき、どんな視点を持つことが大切なのでしょうか。
口コミはある程度 誇張された情報と心得ておく
上述した通り、インターネットの口コミは、業者やプロの手により作られたものである可能性があります。
業者の評価や評判を大げさに表現しているかもしれませんので、
口コミやレビューの評価(特に高評価のもの)は、額面通りに受け取らない方が安全です。
自分なりの判断基準をもつ
万人にとって100点満点のサービス・業者は存在しません。
口コミのどういった部分に注目するのか、自分なりの判断基準を作るのがオススメです。
よくある基準としては、サービスと価格が挙げられます。
サービス重視で「価格は最安値ではなくても、対応がいい業者」を選ぶのか、
価格重視で「態度などサービス面は期待しないので、とにかく安い業者」を選ぶのか、
口コミからそれぞれの業者のカラーを読み取ってみましょう。
まとめ
口コミやレビューは、給湯器交換の業者を選ぶ際に大切な要素であることは間違いありません。
しかし、口コミの善し悪しに振り回されてしまうと、いつまでも決めきれません。
最終的な評価・感想は自分でサービスを利用して初めて抱くものです。
「誰にとっても最高評価の業者はいない」と肝に銘じ、
インターネットの口コミは参考までにして、ほどよい距離感を保って付き合ってみてくださいね。