ご質問「給湯器の号数が低いと、お湯の出が悪くなりますか？」

給湯器交換の仕事をしていると、交換だけでなく、給湯器に関するご質問を多くいただきます。
同じような疑問をお持ちの方もいらっしゃると思い、普段からよくいただくご質問の回答を
ブログでもご紹介したいと思います！

給湯器の号数と湯量の関係

お客様からいただいた給湯器の号数と湯量についてのご質問です。

「現在、24号の給湯器を使用しています。
　1人暮らしなので号数の低い給湯器に交換したいと思いますが、
　お湯の出が悪くならないか心配です。
　お湯が出るまでの時間が長くなったりしませんか？」

結論を先に言うとお湯が出るまでの時間と給湯器の号数は関係ありません。

給湯器の号数は、1分間に供給できるお湯のリットル数を表したものです。
24号の給湯器であれば1分間に24リットルのお湯を、
16号の給湯器であれば1分間に16リットルのお湯を作ることができます。

このように、号数とお湯が出るまでの時間には関連性がありません。

給湯器は、水をお湯に変換する機械ですが、外気温が低いとお湯を作るためのエネルギーもたくさん必要です。
冬の冷えきった水をお湯にするのと、夏のぬるい水をお湯にするのとでは、冬の方がエネルギーが必要ですよね。

冬場にお湯を沸かすのと、夏場にお湯を沸かすのでは「水の温度とお湯の温度の開き」が違うので、
冬場の方が「お湯の出が悪い」と感じることもあるかもしれません。

ただしそれは給湯器の号数ではなく、外気温と水温の関係で起こる症状です。
また、配管の太さや長さもお湯が出るまでの時間に影響します。

どちらにせよ、号数とお湯が出るまでの時間は関連性が薄いので、
家族構成やお湯の使用頻度に合わせて給湯器の号数を決められると良いのではないかと思います。

無理な号数アップは避けましょう！

号数の大きい給湯器（24号など）は、16号給湯器などに比べると多少値段が高くなります。
ハイスペックな給湯器の方が良いと思われるかもしれませんが、

・お湯を使う量と機会が少ない
・家族が少人数

などであれば、給湯器の性能を持て余すことになります。

給湯器の号数は生活スタイルに合ったものを選んだ方が良いです。
自分で選ぶのが難しい場合は、業者に相談した方がいいでしょう。

ただし、無理に号数の大きい給湯器を薦めてくる業者には気をつけてください。
専門的な立場から、適切な号数の給湯器を選んでくれる業者が「良い業者」ですよ（＾＾）

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