コロナによるステイホームで住宅火災が急増!?ガス機器の取り扱いに注意しよう。
長引くコロナ禍の影響により、意外な事故が増えていることをご存知ですか?
それが「住宅火災」です。
今後もしばらく続くと予想される自粛ムードの中、ガス機器の取り扱いにも注意が必要になってきています。
目次
コロナ禍で急増?住宅火災の件数
速報値ではありますが、令和2年の住宅火災の件数は現時点で1,550件で、そのうちガスコンロの火災が384件。
ガスコンロ火災は昨年比で63件増加したそうです。
住宅火災増加の背景には、コロナ禍によるステイホーム・テレワーク増加が少なからず影響していると言えるでしょう。
自宅で料理する機会が格段に増え、その分、ガスコンロに起因する住宅火災が増えているのです。
テレワークしながら、家で子供の面倒を見て、片手間で料理する…。
何かの拍子に火をつけっぱなしにしてしまい、ひやっとする経験をした方も多いはずです。
都市部を中心に緊急事態宣言が出され、今後も家で過ごす時間が長引きます。
引き続きガス機器の取り扱いに注意してくださいね。
住宅火災予防のポイント
①火を使っている間は、目を離さない・そばを離れない
基本的な対策ですが、ガスコンロを使っている間は、目を離したり、その場から離れたりしないようにしましょう。
基本的であるからこそ、やってしまいがちな事ですが、こうした小さなミスが住宅火災につながってしまいます。
②ガスコンロの周りに可燃物を置かない
こちらも基本的な事ですが、ガスコンロの周りには、燃えやすいものを置かないようにしましょう。
キッチンペーパーや食器を拭く布など、ついついコンロの周りはものが増えてしまいがちです。
火から一定の距離を取って物を置くよう心がけたいですね。
③安全機能(Siセンサー)付きのガスコンロを使用する
加熱防止装置や消し忘れ消火機能など、安全機能が充実したガスコンロにつけられているのが「Siマーク」です。
こうした安全装置が搭載されたガスコンロを使うことで、万が一の事故防止につながります。
Siセンサーについては、こちらのブログに詳しくまとめてあります。
ぜひ読んでみてくださいね!
④炎の強さを調節する
ガスコンロを使う際は、むやみやたらと火を大きくすればいいというものではありません。
フライパンや鍋底から炎がはみ出るほど火を強めても、加熱効果は薄いばかりか、周辺の可燃物に飛び火することがあります。
炎の強さ・大きさを調理器具に合わせて調節することも、立派な火災住宅防止につながります。
⑤住宅用消火器・火災報知器を活用する
万が一住宅火災が起こった時、初期消火に役立つのが消火器や火災報知器の存在です。
今は住宅用の小型消火器も販売されていますし、火災報知器は設置が義務付けられています。
ステイホームが習慣化している今こそ、家庭内の防火設備を見直したいですね。
まとめ
首都圏では緊急事態宣言の発出・延長が繰り返され、満足に外出できない日々が続いています。
日々の生活の楽しみのひとつが「食事」だと思いますが、家で料理する機会が増えると同時に住宅火災の危険性が高まってしまうのは嫌ですよね。
家での時間を楽しく落ち着くものにするために、今一度ガスコンロの使い方を見直してみるのもいいかもしれませんね^^