【給湯器のガス料金】冬のガス代が高いのは仕方ない!?
寒〜い冬、ガス代の請求書を見て、「た、高い!」と驚いてしまった経験はありませんか?
ガス料金のおおよそ8割は給湯器が占めているのですが、
お湯を湧かしたり、暖房機器を使ったりと、
給湯器の使用頻度が上がる冬はガス料金が高くなりがちです。
かくいう私も、夏は水で済ませる洗顔や手洗い・うがいを、
冬は思わず給湯器のスイッチを入れてお湯を使用する…なんてことも多いです。
冬にガス使用量が増える原因と、少しでもガス代を抑える工夫をご紹介します。
目次
なぜ冬はガス代が高くなる?
冬にガス代が高くなる=ガス使用量が増えることが原因です。
ガス使用量を増やしてしまう行動や原因について、いくつかご紹介します。
ガス使用量が増える4つの理由
・暖房機器の使用が増える
冬の暖房機器として、エアコンの次にメジャーなものはガスヒーターや床暖房です。
即効性のあるガスヒーターの前で朝晩の着替えをしたり、
じんわり暖かい床暖房の上でうたた寝するなんてことも多いですよね。
こうした暖房機器は生活を快適にしてくれますが、同時にガスもたくさん消費しています。
・お湯を使用する回数が増える
夏はたいていの家事を水で済ませられます。
皿洗いするときも、よほどひどい汚れでなければ水で十分洗えるし、
洗顔だって苦になりません。
一方冬は、お湯を使わないと家事や生活が億劫で仕方ありません。
こうしてお湯を使う場面が増えるため、自然とガスの使用量も増えるのです。
・設定温度が高い
冬になると、夏よりも給湯器の設定温度を2,3度上げていませんか?
設定温度を上げると、その分水温を上げるエネルギーが必要になります。
そうすると、たとえ夏と「水の使用量」は同じでも、
ガスの使用量は増えることになるんです。
・水温が低い
外的要因として、水温の低さも挙げられます。
東京都水道局の調査によると、都庁付近の水道水の平均水温は、
8月…26.7度
2月…8.1度
(平成28年度のデータ)
だそうです。
その差なんと18.6度!
給湯器の設定温度を40度に設定したとして、
8月は26.7度から40度に到達するのに13.3度ですが、
2月の一番寒い時期では31.9度も水温を上げています。
冬は夏に比べ倍以上のエネルギーが必要なんですね。
冬のガス代節約ポイント
冬は給湯器の使用率が高くなり、結果ガス代も高くなってしまう理由をご紹介しました。
それではなるべく給湯器の稼働を抑えて、
ガス代を安くする方法にはどういったものがあるのでしょうか?
取り組みやすいものを中心にご紹介します。
すぐに実践できる!冬のガス代節約方法
【お風呂】追い焚きの回数を減らす
寒い冬、熱々のお湯に浸かるのは至福の時です。
ですが、前に人が入ってからしばらく経ち、自分が入浴するときには
追い焚きしないとお湯が温くて体が冷えてしまう…ということがありますよね。
追い焚きするにはガスが必要です。
前に人が入ってから時間を置かず、間を詰めて入浴すれば追い焚きの回数を減らせます。
小さいお子さんであれば、自分と一緒に入浴させたり、
子ども同士で入浴させることで、入浴(追い焚き)回数を減らせますよね。
【リビング】暖房機器の使用回数、設定温度を見直す
ガスヒーターや床暖房など、ガスを大量に使用する暖房機器を一日中つけっぱなしにしたり、
併用したりしていませんか?
冬であっても、日が昇っている昼間は意外と暖かい日もあります。
カーテンをあけて室内に十分な日光を取り込み、室内温度を上げてみましょう。
また、洋服の重ね着などで体温調節したり、暖房機器の余熱で過ごすのもありです。
暖房機器に頼り過ぎず冬を乗り切りましょう!
【キッチン】調理方法を工夫する
お風呂と並びたくさんのガスを使用するキッチン。
料理に注目してみると、思ったよりガスを無駄遣いしてしまっていることがあります。
例えば鍋を火にかけたとき、ガスコンロの炎が鍋底からはみ出していませんか?
加熱に有効な炎は鍋底の直径に収まっている部分だけです。
もし鍋底からはみ出るくらいの火力になっているならばガスの浪費につながりますので、
火力を弱めて下さい。
また、調理の熱効率を高めるため、煮物を作るときは落としぶたをしたり、
大きめの鍋やフライパンを使用するのも効果的です。
その他の方法
・給湯器を省エネタイプに交換する
ここからは少し上級者向け。
お使いの給湯器が10年以上経っているような場合は、そろそろ交換してもいい頃です。
故障が心配される以外にも、古い給湯器は熱効率が落ちています。
最近はエコジョーズなどの省エネタイプの給湯器が主流になっており、
ガスを無駄なく有効活用することでガス代を抑えられる効果が見込めます。
・プロパンガスから都市ガスに変更する
もしプロパンガスを利用されていて、ガス代が割高と感じているならば、
都市ガスへの変更も検討してみていいかもしれません。
一般的に都市ガスはプロパンガスより割安ですし、
ガス料金自由化により各社からお得なプランが続々発表されています。
もしも都市ガス供給可能地域にお住まいでしたら、検討の価値ありです!
まとめ
冬にガス代が高くなる原因と対策についてご紹介しました。
ほんの少しの工夫でガス代を抑えることは可能なんですね。
冬だからガス代が高いのは仕方ないと諦める前に、
ここで紹介したことを参考に、生活に取り入れてみて下さいね!
【こちらの記事もご覧下さい】
給湯器のガス代を節約する!オススメ節約術11選