ナショナル|無線リモコンの給湯器
一般的に給湯器のリモコンは有線ですが、一時期はやった無線タイプリモコンの給湯器があるのをご存知ですか?
ここのところ何度か続いている無線リモコンタイプの給湯器交換工事。
使っているお客さんは無線リモコンが当たり前なので疑問を持ちませんが、現在は新たに新築の家などに設置するところは少ないと思います。
そんな無線リモコンタイプですが、現在はどうなっているのでしょうか?
目次
無線リモコンタイプの給湯器について
無線リモコンタイプの給湯器は、十数年前よく販売されていました。
設置が楽ですし、配線の手間や下地の入れ忘れなどがないので当時流行したと思われます。
これはガス屋さんが給湯器を設置していた時代から、給湯器本体を水道屋が設置したり、大工さんや工務店が材料だけ手配したりと、
設置する人や購入ルートが変化した時代の時のものでした。
現在、給湯器の交換は、「都市ガス会社」・「給湯器各メーカー販売店」・「ガス屋」・「給湯器専門会社」・「水道屋」・「工務店」など様々な業者で行われています。
無線リモコンの給湯器は、当時ナショナル(松下電器)が出していた商品で、
現在のパナソニック(松下電器)はガス給湯器の製造・販売をしていません。
(エコキュートなどの電気系給湯事業はやってます)
こうなると、壊れてしまったりした場合困りますよね。
いったいどうしたらよいのでしょう?
無線リモコン給湯器の交換
すでに撤退してしまったメーカーの給湯器。
撤退しただけでなく、リモコンが無線ということは、一般的な給湯器を付けようと思うと配線を新たに引かないと、キッチンや浴室にリモコンが設置できません。
ですがこれがなかなか難しいことなのです。
問題なく配線できる家もあるのですが、大掛かりな工事や不可能なケースが多いです。
なんせ配線は家の壁の裏を通ってますし、リモコンを設置するための下地がないところがあったり、外まで配線を抜く方法がないお宅もあります。
今まで何件か無線タイプの給湯器を交換してきましたが、実際に新しく配線できたのは数件でした。
でも安心してください。
この無線タイプのリモコン技術は、リンナイが引き継いでいます。
無線リモコンを製造・販売し、そのまま給湯器交換できるようにしてくれているのです。
もしこのタイプをリンナイが作っていなかったら、給湯器を交換するだけで大変だったと思います。
新たな配線工事のために壁を壊したり、穴をあけたり、床下を通したり、外に配線し直したりして設置しないといけませんからね。
交換工事のポイント
もし無線リモコンタイプの給湯器を交換する場合、交換業者と打ち合わせしてお見積もりしてください。
家のつくりによっては、配線工事が可能な時もあり、有線リモコンにすることで使える機能も増えますし、給湯器の選択肢も増えます。
もちろんリンナイの無線タイプでも問題ないのですが、無線のため、リモコンに電池が必要です。
そのため、電池交換が必要で、それが手間だから線を引き直したいという方も多いです。
必ず見積もりに来てもらって、相談しながら工事内容や機種選びをすることをおすすめいたします^^