給湯器の耐用年数は10年!耐用年数越えたらやるべきこと
給湯器の耐用年数は平均して8〜10年といわれています。
年を経るごとに給湯器の不具合が増えてきて使えなくなることもあれば、
ずっと問題なく使っていた給湯器が、突然動かなくなることもあります。
いずれにせよ、耐用年数を経過した給湯器は
いつ故障してもおかしくありません。
もし給湯器を修理や交換することになっても、
給湯器が使えない時間はなるべく短くしたいものですよね。
すでに10年以上同じ給湯器を使い続けている方に、
故障や交換に備えてやっておいてもらいたいことをまとめました。
目次
給湯器の耐用年数は10年が目安
一般的に、給湯器の耐用年数(寿命)は8〜10年といわれています。
もちろん、これより短いこともあれば長いこともあるのですが、
平均して8〜10年と考えてもらえればOKです。
耐用年数には個体差がある
同じ型番の給湯器でも、耐用年数が同じとはいえません。
例えば給湯器が製造された時点ですでに何かしらの不具合があり、
使用後数年で故障する個体もあります。
いわゆる「当たり外れ」があるのです。
また、過酷な環境(寒冷地など)で使用することで
耐用年数が短くなるケースも考えられます。
そのため、使用期間が8〜10年未満であっても、
壊れるときは壊れると思っておきましょう。
給湯器を10年使用したときにやるべきこと
耐用年数の上限に近い10年間、給湯器を使ったとき、
やっておいた方がいいことがあります。
多少面倒に感じるかもしれませんが、
ある時とつぜん給湯器が故障すると本当に困ります。
「もっと早く対処しておけば良かった」というのが、
日々給湯器交換する中でお客様からよく聞く言葉です。
給湯器が壊れる前であれば、慌てることなく対応できます。
簡単なことですので、ぜひやってみてくださいね。
同じ型番の給湯器が製造廃止されていないか確認する
給湯器は、その型の製造が中止されても、
製造中止後6〜11年程度はメーカーにて部品の保管をすることになっています。
部品の保有期間内かつ部品交換で対応可能な給湯器の修理であれば、
部分的な修理のみで終了することが多いです。
逆に、部品の保有期間を過ぎてしまうと、
部品の在庫が保証されないため、
給湯器が故障した場合は給湯器ごと交換する必要があります。
現在使用している給湯器がすでに廃盤になっており、
また製造中止時点から時間が経っているならば、
給湯器交換を考えておきましょう。
保守点検を依頼する
各メーカーは、長期間使用する製品についての保守点検を推奨しています。
給湯器を購入した時点で給湯器の利用者登録を行い、
点検期間が近づいた頃にメーカーから「点検のお知らせ」が届きます(ハガキやメール)。
メーカーの担当者が給湯器の様子を確認し、
交換 or 修理 or そのまま使用できるかの判断を行います。
ちなみに点検は有料です。
点検期間について補足します。
業務用給湯器であれば3年前後、家庭用給湯器であれば10年前後で点検時期を迎えます。
点検では、給湯器交換をおすすめされることが多いと考えておいてください。
故障したときのために、給湯器交換についてリサーチする
今は問題も不満もなく給湯器を使えているかもしれませんが、
「次に給湯器交換するときは、どんな給湯器にしようか?」とリサーチしておくのもおすすめです。
今の給湯器と同じタイプのものに交換したいと思うかもしれませんね。
その方が使い勝手が分かっているので安心という理由も分かります。
ですが給湯器は毎年といっていいほど新機種が発売されており、
より使いやすい・高機能なタイプのものも多いです。
また、家族構成の変化(子供が増えた・子供が独立した・親と同居が始まったなど)により、
家族に最適な給湯器の性能が変わることもあります。
少しずつ変わって行く家庭環境に合わせ、
給湯器の性能・サイズを変えるという選択肢を考えてみてください。
すぐに役立つというわけではなくても、
情報収集した給湯器の知識は無駄にはなりません。
耐用年数を過ぎた給湯器に見られる不具合
平均的な耐用年数を経過した給湯器によく見られる不具合を紹介します。
このほかにも給湯器の不具合現象はありますので、
おかしいなと思ったらメーカーや業者に点検してもらってくださいね。
①給湯機能が低下する(点火が不安定・お湯がぬるくなるなど)
電源スイッチを入れても給湯されない、
お湯は出るが設定温度より熱過ぎる(もしくはぬるい)、
急にお湯から水に戻るなど、
給湯機能の低下は典型的な給湯器の寿命サインです。
②機械音が大きくなる
普通、給湯器の作動音はそこまで大きなものではありません。
低い「ゴー」という音や振動音であれば問題ありませんが、
耳障りなほど大きな音だったり、「ボン!」というような爆発音であれば
すぐに給湯器の使用を中止してください。
③給湯器から煙が出る
黒など、色のついた煙が出ている場合は、
すぐに給湯器の使用をやめ、業者に連絡してください。
④エラーコードがよく出る
エラーコードとは、給湯器のリモコン(操作パネル)に表示される
2ケタもしくは3ケタの数字です。
通常、エラーが解消されればエラーコードは消えますが、
いくら対応してもすぐに再表示される状態が続くようであれば、
給湯器に何かしらの問題がある可能性があります。
⑤追い焚きができない
お湯はりはできても、追い焚きができなくなることもあります。
オートタイプ or フルオートタイプの給湯器をお使いの方はご注意ください。
⑥お湯の量が少なくなる
水側は問題なく使えるのに、
お湯側を使うと水量が減ることがあります。
まとめ
給湯器は、どれだけ上手に使っていても
10年以上経つと様々な不具合が生じてきます。
少し使いづらさを感じつつ
何となく使い続けることもできますが、
故障のリスクを頭に入れておかないと
突然お湯が使えなくなってアタフタすることになります。
点検を依頼したり、メンテナンスしたり、
給湯器についてリサーチするのは腰が重い・・・と感じる方もいるかもしれませんが、
快適にお湯を使い続けるために、
今すぐできることを試してみてはいかがでしょうか?