給湯器交換の相場って季節によって変動するの?
どうせ給湯器交換するならば、少しでもお得に交換したいですよね。
例えばアパレル業界では、シーズンの前後に70%オフとか80%オフといった派手なセールが行われ、セール時期を見計って買い物するという方も多いのではないでしょうか。
アパレル業界のように大幅なセールは難しいですが、給湯器交換の価格も季節・タイミングにより若干お得に行えることがあります。
季節による給湯器交換の相場の変動について解説します。
目次
給湯器交換の価格を決めているもの
まず、給湯器交換の価格は、大きく分けて以下の3つから決められます。
・給湯器本体の価格
・工賃(人件費)
・その他(細かな部材、交通費、古い給湯器の処分費など)
業者に見積書を書いてもらったとき、細かな内訳に注目してみましょう。
給湯器交換にかかる費用が何でできているのか知ることができます。
年間を通して、工賃や諸々の経費が安くなる時期はあまりないので、給湯器交換の価格が下がるには、給湯器本体の価格が下がることがポイントといえます。
給湯器本体が安くなる理由
まず、一年を通して給湯器が格安になるという季節は、残念ながらありません。
しかし、割安に買えるタイミングであればいくつかあります。
①商品リニューアルの時期(型落ち品)
概ね10月〜3月の給湯器交換繁忙期後に、給湯器のモデルチェンジが行われることが多いです。
そのため、モデルチェンジされる前のタイプ(型落ち品)であれば、在庫一掃のため、安く販売されていることがあります。
ちなみに、モデルチェンジといっても、はたから見るとどこが変わったのか見分けがつかない微妙なものもありますから、型落ちだから性能が著しく劣るというようなことはないと思います。
(塗装の色が少し違うとか、塩害対応などのハイスペックな塗装じゃないとか、そういう程度です)
②閑散期の特売
たまにですが、給湯器交換の閑散期(4月〜9月)に、売上げ促進のため安く給湯器を卸してくれる問屋さんもあります。
(取り付けを担当する業社も、閑散期であれば値引き交渉の相談に乗ってくれることがあると思います)
これは消費者側からはなかなか分からないタイミングでもありますから、「閑散期は価格の交渉がしやすいんだな」と捉えてもらえればOKです。
③給湯器のスペックを下げる
これは上記2つとは違い、唯一、消費者側で決められることです。
給湯器のスペックとは、つまり給湯能力や性能のことを指します。
給湯能力のスペックを下げる
給湯器には「号数」というものがつけられていて、1分間で供給できるお湯の量を表しています。
例えば24号の給湯器であれば1分間に24リットル、16号の給湯器であれば1分間に16リットルのお湯を作れる、といった具合です。
給湯能力が高いほど給湯器の価格は高くなるので、給湯能力の低い給湯器を選べば、当然給湯器の価格は下がります。
ただし、家族が多いご家庭や、家のあちこちで同時にお湯を使う機会の多いご家庭の場合は、あまりに給湯能力の低い給湯器をつけてしまうと、十分なお湯が使えない事態になります。
必要十分なお湯をまかなえる給湯器を選ぶようにしましょう。
エコジョーズなど高性能な給湯器を選ばない
給湯効率が高く、省エネ性に優れているエコジョーズは大変人気の給湯器です。
しかし、高性能な分、価格は若干高くなります。
ランニングコストよりも設置コストを下げたい!という方は、非エコジョーズタイプの給湯器を選ぶと良いでしょう。
給湯器交換がお得に(安く)なる季節
これまでの話を踏まえつつ、給湯器交換がお得になる季節・時期・タイミングを一言でいうと、
4月から9月(給湯器交換の閑散期)
といえますね。
工事が落ち着いている時期なので価格交渉がしやすいことに加え、モデルチェンジで旧タイプが値引きされる可能性があるので、もし給湯器交換を安く抑えたいのであれば、この時期に検討するのが良さそうです。
給湯器交換が割高になる季節
反対に給湯器交換が割高になってしまうのは
10月から3月(給湯器交換の繁忙期)
です。
なかでも、寒さが厳しい1月や2月などは給湯器の故障が増えるので、交換うんぬんの前に給湯器の在庫が手に入らないといったこともよくあります。
そうなると売り手優位になってしまいますので、価格交渉が難しく、結果的に交換費用が高くなりがちです。
結論!給湯器交換に適した閑散期を狙ってみよう!
給湯器交換代の相場変動について説明してきました。
給湯器交換の価格に最も影響を与えているのは時期的なものだとお分かりいただけたかと思います。
給湯器がすでに故障しているなど、今すぐ交換が必要な方は時期を選べませんが、「まだまだ問題なく使えている給湯器だけれど、もうすぐ交換しておこうか」といった方であれば、閑散期を狙って見積もり依頼をしてみてくださいね^^