ブレーカーが落ちやすい冬。ガス機器を上手に活用しよう!
冬は、電気の使用量が増える季節です。
電気消費量が多いのはもちろん暖房器具で、エアコン、こたつ、ヒーター等、
「とりあえず寒い部屋を暖めたい!」と、様々な家電のスイッチを入れるのではないでしょうか?
そんな時に起こるのが、「ブレーカーが落ちる問題」ですよね^^;
一人暮らしならさておき、家族がいるとあちこちの部屋で暖房器具が稼働して、
いきなりブレーカー落ち…ということが多いのではないでしょうか。
ブレーカーが落ちてしまわないように、こちらの家電を消して、あちらをつけて…と調整に苦労することもあるはずです。
寒い冬を乗り切るため・快適な空間を作るためには、電気に頼り過ぎない仕組みが必要です。
今回は、冬に活用してもらいたいガス機器についてまとめてみました。
目次
ガスメインの暖房器具も取り入れよう
暖房器具といえば電気で動くもの(エアコンやこたつ)を真っ先に思い浮かべますが、
ガスで動かす暖房器具も実はたくさんあります。
その特長はパワフル・即暖であること。
様々な種類がありますが、まずはすぐに生活に取り入れられる2種類をご紹介します。
①ガスファンヒーター
ガス暖房機器として最もメジャーなのが、ガスファンヒーターです。
電源をつけると、すぐに温かい風が出てくるため、冬場の朝の着替えなどに重宝します。
初めてガスファンヒーターを使うという方は、次の点に注意してください。
・使用しているガス(都市ガスorプロパンガス)に対応したものを選ぶ
ご自宅で使用しているガスが、都市ガスかプロパンガスかを確認し、そのガスに対応したファンヒーターを購入してください。
都市ガスとプロパンガスではガスの種類が違うため、機器を併用することはできません。
・ガスコード(強化ホース)を用意する
ファンヒーターとガス栓をつなぐガスコード(強化ホース)は、5m以下のものを用意します。
長ければ良いというわけではなく、コードの中をガスが通りますから、適切な長さのものにしましょう。
ちなみにガス栓について話しておきますが、ほとんどのご家庭の暖房機器用ガス栓は
壁に埋め込まれているコンセント型かと思います。
カチッとはめるだけで使えるので便利です。
もし、ホースエンド型の場合は、ファンヒーターの使用は問題ありませんが
接続にあたりオプション品が必要になりますから、注意してください。
②カセットボンベ式ヒーター
ガス栓に接続するのではなく、カセットボンベを取り付けて使うタイプのヒーターです。
暖房機能はガス接続タイプと変わらず強力なうえ、移動させやすいので、キッチンや脱衣所などで足元を温めるのにも最適です。
以上2つは、すぐにでも取り入れられるガス暖房機器です。
こちらの記事にも、ガス暖房機器について解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
ガス暖房機器のメリット
便利なガス暖房機器ですが、そのメリットについて改めてまとめてみます。
ガス暖房機器のメリット①:パワフル
ガスを使う暖房機器の良いところは、なんといってもそのパワフルさにあります。
部屋全体をまんべんなく暖めるエアコンに比べ、
一点を重点的に暖めるのに長けたガス暖房機器は、寒い日にいち早く体を温めたいときに最適です。
ガス暖房機器のメリット②:空気が乾燥しにくい
ガス暖房機器は、エアコン等に比べて空気が乾燥しづらいという特長があります。
冬場は空気の乾燥に困る・エアコンで顔がカピカピになる、という方も多いと思いますが、
ガス暖房機器であれば乾燥問題がかなり解消されるはずです。
ガス暖房機器のデメリット
反対に、ガス暖房機器にはデメリットもあります。
メリットとデメリットのバランスを考えながら使用を検討したいですね。
ガス暖房機器のデメリット①:ガスの消費量が大きい
反対に、ガス暖房機器のデメリットとしては、ガスの消費量が大きいことが挙げられるでしょう。
ガスボンベを使うにせよ、ガス栓を利用するにせよ、ガス消費量は非常に多いです。
ガス代が跳ね上がりますが、恩恵も大きいですから、冬場は目をつぶりましょう(笑)
ガス暖房機器のデメリット②:換気が必須
ガスを使用する場合、忘れてはならないのが部屋の換気です。
排気により一酸化炭素中毒等の重大な事故につながる場合があるので、
ガス暖房機器を使用する場合は忘れずに換気するようにしましょう。
せっかく暖かくしているのに窓を開けるのは億劫に感じられますが、
30分に1回は窓をあけて、空気を入れ替えてください。
ガス暖房機器のデメリット③:移動させづらい
ガス接続するタイプのファンヒーターなどは、移動が不便です。
ガスコードをのばせばある程度の移動は可能ですが、
移動範囲には限界があるのと、足を引っ掛けたりする可能性もあるので、半径1mくらいが限度でしょう。
キッチンや脱衣所に持ち込んで使用したいという方は、ガス接続不要のカセットボンベ式ヒーターが便利です。
まとめ
電気やガスの使用量が増える冬場。
暖房機器の使い方を工夫しないと、快適に乗り切ることはできません。
使える電気には限りがありますから、家族みんなで融通しつつ、ガス機器を活用しつつ、暖かな冬を過ごしましょう^^