ガスの記念日をご存知ですか?歴史や由来について
父の日、母の日、山の日などなど…日本には◯◯の日ってたくさんありますよね。
調べてみると、365日(閏年は366日)のすべてが、何らかの記念日だそうです。
象徴的な日だったり、面白い語呂合わせだったり、その理由は様々ですが、とても面白いですよね^^
そしてなんと「ガスの記念日」が存在すると分かりました!
ガスを扱う業者としては、ガスの記念日に触れないわけにはいきません(笑)
今回のブログでは「ガスの記念日」について深堀りしたいと思います。
目次
ガスの記念日とは?
日本において、10月31日がガス記念日です。
1972年に、日本ガス協会によってガスの記念日が定められ、2007年には日本記念日協会に登録され、正式に「ガスの記念日」として認識されることになりました。
ガスの記念日の由来
なぜ10月31日がガスの記念日になったのか、その由来をご紹介します。
日本で初めてガス燈が使用されたのは、1872年(明治5年)の10月31日でした。(ただし、旧暦では9月29日)
もとから工場などで照明として使われていたガス燈でしたが、
横浜の馬車道に設置されたガス燈に灯りがついたこの日が、日本におけるガス事業の本格的な始まりとなったのです。
その歴史的な日を記念して、10月31日がガスの記念日として定められました。
ガス燈が灯るまでのストーリー
日本では、欧米のあとを追う形でガス燈の使用が開始されました。
欧米の会社に権益を渡すことを避けるため、横浜に「日本瓦斯(ガス)会社」が設立。
ガスの自社製造と供給への模索が始まったのです。
そうして横浜からガス燈が設置され始め、ガスの利用は急速に広まっていくことになります。
1874年には東京の銀座通りにも多数のガス燈が設置され、東京・銀座を象徴する景色となりました。
今では調理や風呂の熱源として使われることがメインのガスですが、最初は照明として普及していったのですね。
横浜ガスライトフェスティバルについて
ガス燈発祥の地となる横浜では、ガスの記念日の前後で「横浜ガスライトフェスティバル」が開催されています。
馬車道通りから山下公園通りエリアまで、150基近いガス灯が設置され、プロムナード(遊歩道)として整備されました。
レトロな雰囲気を味わいながら、ガス灯の優しい光を感じることができる催しです。
※コロナ禍により、近年はイベント中止となっています。
今後の開催などの詳細は「ガス灯の魅力PRイベント委員会」や横浜市の発表をご参照ください。
ガスの歴史について学ぶなら。
このように、ガスについて歴史的な側面から学ぼうというとき、おすすめの施設があります!
東京都小平市にある「ガスミュージアム」です。
近代から現代にかけ、ガスの歴史をたくさんの展示と共に学ぶことができます。
ガス燈の実物も見られますし、レトロな雰囲気を肌で感じることができる、見応えに溢れた施設です^^
実際にガスミュージアムを訪れたときの感想は別のブログにまとめていますので、
よければこちらも読んでみてくださいね。
まとめ
今では当たり前のように毎日使用しているガスですが、その歴史を紐解くと、ひとつのガス燈から始まっています。
現在は蛍光灯やLEDの照明ばかりになってしまいましたが、歴史や情緒を感じながら、ガス燈を眺めるのも素敵ですよね^^
上述した「ガスミュージアム」では、ガス燈の点灯デモンストレーションを見ることもできます。
横浜で開催されるイベントが再開されたら足を運んでみてもいいですね。
ぜひ、ガス燈の温かな光を楽しんでみてください。