より快適、より環境に優しい…Q21給湯器とは!?
Q21(クオリティ21)という言葉をご存知ですか?
より快適に使用でき、より環境に配慮した給湯器のことを指す言葉です。
今や当たり前になった「利便性と環境配慮の両立」は、給湯器の世界も例外ではありません。
今回はQ21給湯器の概要と詳しい性能について深堀りしてみました!
目次
Q21とは
まずは、Q21の概要についてご紹介します。
Q21とはガス会社と給湯器メーカーが共同して作った基準で、ノーリツやリンナイをはじめとする多くの給湯器が、この基準に基づいた給湯器を製造しています。
Q21の基準
Q21とは、「従来の給湯器よりも、より快適で使いやすく、地球環境へ配慮した21世紀基準の給湯器の愛称」です。
Q21の基準をクリアするのは、以下4つの条件を標準搭載した給湯器になります。
①給湯Q機能
②低NOx仕様
③低圧損
④故障自己判断機能
Q21のマーク
4つの条件を満たし、Q21と判断された給湯器を見分ける方法ですが、Q21給湯器は次のようなマークで識別することができます。
Q21の条件詳細
それでは、Q21基準の給湯器は具体的にどのようなものなのか、4つの条件に沿って説明します。
①給湯Q機能
Q機能とは、給湯器の「サンドイッチ現象」を緩和する機能のこと。
サンドイッチ現象とは、お湯を使っているときにお湯の温度が高くなったり低くなったりする現象です。
古い給湯器を使っていると、シャワーのお湯が急に高くなったり、水のように冷たくなる瞬間がありませんか?
そういったサンドイッチ現象を緩和し、湯温を安定させるのがQ機能なのです。
Q21の給湯器には、このQ機能が標準的に搭載されています。
Q機能についてはこちらの記事にも詳しくまとめました。
②低NOx仕様
給湯器の動作中は排気が発生しますが、この排気ガス中のNOx値が低い、低NOxバーナーを搭載しているのがQ21給湯器です。
NOxとは窒素酸化物の総称で、一酸化窒素(NO)や二酸化窒素(NO2)のことを指します。
特に二酸化窒素(NO2)は人の呼吸器官(のど・器官・肺など)に悪影響を及ぼすほか、酸性雨や光化学スモッグの原因にもなることから、排出削減が求められているものです。
一家庭あたり1〜2台の給湯器が当たり前の世の中ですから、こうした排気ガスへの配慮も、次世代型給湯器に求められるということですね。
③低圧損
低圧損対応は、特に低水圧地域で求められます。
水圧が低い地域や場所では、もとから弱い水圧が、給湯器を通ることでさらに弱まってしまいます。
水圧の弱い蛇口やシャワーは、生活にさしつかえますよね。
低圧損対応の給湯器は、内部の通水抵抗が基準値より小さくなっているので、低水圧地域で使用する場合も、安定的な出湯量を確保することができます。
④故障自己判断機能
自己診断機能が備わった給湯器は、機器の機能低下を自動で察知し、改善運動を行います(すごいですよね!)。
給湯器のリモコンにエラーコードと呼ばれる2桁ないし3桁の数字が表示されるのも、この故障事故判断機能の1つです。
また、自己改善ができない場合には運転を自動停止するなど、人間に代わって動いてくれる頼もしい機能なのです。
エラーコードについて知りたい方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
Q21の給湯器を設置したいときは…
Q21が今の社会にマッチした製品であることがお分かりいただけたでしょうか?
ノーリツ、リンナイをはじめとする給湯器メーカーからQ21給湯器が数多くリリースされています。
Q21給湯器をご希望の場合は、給湯器交換の際に、交換業者に「Q21対応のものを設置したい」とお声がけくださいね。
まとめ
使う人にも環境にも優しいQ21の給湯器。今の世の中のスタンダードであることがお分かりいただけたでしょうか^^?
給湯器を選ぶ際に、値段だけではなく性能や価値にも目を向けてみてください。
きっと給湯器を選ぶものさしが変わると思いますよ!