東京ガスのガス機器スペシャルサポートって何?便利なの?〜その疑問に答えます!〜

給湯器、ガスコンロ、暖房など、私たちの生活にガス機器は欠かせません。
しかし、ガスについての専門知識がないと、ガス機器の不調や故障に適切に対応するのは難しいですよね。

そこで、もしもの時に頼れる東京ガスのガス機器スペシャルサポートをご存知ですか?
月々少額の費用でガス機器全般の不調に対応してくれるありがたいサービスです。

今回は東京ガスのガス機器スペシャルサポートについて調べてみました。

東京ガスのガス機器スペシャルサポートとは?


まずは、ガス機器スペシャルサポートがどういったサービスなのかご紹介します。

ガス機器スペシャルサポートの概要

ガス機器スペシャルサポートとは、東京ガスが提供しているガス機器の故障・交換時に特典が受けられる月額制のサポートシステムです。
東京ガスのガス供給エリアに住んでいて、かつ東京ガスと利用契約を結んでいることが加入条件となります。

利用料金

ガス機器スペシャルサポートに加入すると、500円/月(税込)の利用料金がかかり、契約初年度は1年間解約不可です。
年額6,000円(税込)を、クレジットカードか口座振替による月賦払いで支払うことになります。
特に、解約条件に注意してくださいね。

ガス機器スペシャルサポートに加入すると受けられるサービス

ガス機器スペシャルサポートに加入し、毎月のサービス料金を支払えば、次の2つのサービスを受けることができます。

①修理保証 … 修理1回あたり上限3万円(税込)まで修理費無料
②買い替え保証 … 購入代金の最大5万円までサポート

どちらの保証も、東京ガスグループ(東京ガスライフバル、エネスタ、エネフィット)での修理・買い替えに限り受けられるものです。
つまり、もしガス機器が故障して修理や買い替えが必要になった場合、東京ガスグループ以外の家電屋、修理業者、交換業者に依頼してしまっては、保証の対象外になってしまうということです。

ちなみに、すでに東京ガスグループ以外で購入したガス機器があり、後からガス機器スペシャルサポートに加入した場合は修理対象になります。

対象機器

ガス機器スペシャルサポートの保証対象になるのは、次のようなガス機器です。

・ガスコンロ
・床暖房
・ファンヒーター
・ガス炊飯器
・ガスオーブン
・衣類乾燥機
・浴室暖房乾燥機
 など

ガス機器スペシャルサポートはどういう時に使えば便利?


東京ガスのサポートを受けられるガス機器スペシャルサポートですが、どういった場合に加入しておくと便利なのか、まとめてみます。

修理業者・交換業者選びに迷いたくない

世間には数多くの修理業者・交換業者が存在します。
たくさんの業者の中から、条件に合う業者を選び、複数の業者に調査に来てもらって、相見積もりをとって…と、面倒な作業は意外と多いものです。

ガス機器スペシャルサポートに加入しておけば、「ガス機器の相談は東京ガス」一択にすることができますので、煩雑な作業から解放されるのは嬉しいポイントと言えます。

情報管理を一元化できる

家には様々なガス機器があります。
給湯器は〇〇、ガスコンロは△△、といった具合に、修理・交換業者がバラバラだと管理が大変です。
ガス機器スペシャルサポートを受ければ、ガス機器の修理・故障に関して東京ガスグループが連絡先になるため、情報の管理が一気に楽になります。

注意しておきたいこと


魅力的な特典の多いガス機器スペシャルサポートですが、いくつか注意しなくてはいけないこともあります。

東京ガスグループを必ず利用しなくてはいけない

ガス機器スペシャルサポートを受けるためには、東京ガスグループ(東京ガスライフバル・エネスタ・エネフィット)での修理・買い替えが必要です。

すでに馴染みの工務店や業者があっても、ガス機器のサポート全般を東京ガスに委ねることになることを認識しておきましょう。

修理・買い替え費用が割高になることを覚悟する

一般的に東京ガスグループは他の業者に比べ修理代金・商品代金が割高傾向にありますので、サポート特典である金額の補填を考えても、最終的に支払う金額が高くつく可能性はあります。

東京ガスは信用性が高いので、多めに支払ってもサポートを受けたいという方には加入をオススメできます。

サポート対象外の機器がある

修理サポートからは対象外になっているガス機器がありますので、注意が必要です。

対象外機器例:海外メーカー品、エネファーム、エコウィル、ハイブリッド給湯器、HEATS、GHP、業務用機器等

費用対効果を考える

年間6,000円の費用がかかるガス機器スペシャルサポートですが、それだけのお金をかける意味があるのか、きちんと計算してみる必要があります。

例えば給湯器の寿命は8〜10年と言われています。
仮に10年給湯器を使用するとして、その間サポート加入費を6,000円×10年=6万円を支払っていることになりますよね。

10年後に給湯器を交換し、30万円の費用がかかったとすると、サポートで補填される金額は3万円です。
30万円-3万円=27万円は自己負担になりますから、
サポートの加入費(6万円)+買い替え費用の自己負担額(27万円)=33万円を支払っていることになります。

もちろん、ガス機器は給湯器だけではないので、単純に給湯器だけで考えることはできませんが、年間6,000円を何年も払い続けるメリットがあるのか費用対効果を考える必要は十分あります。

保証内容をしっかり確認し、納得した上で加入する

サポートを受けるには様々な条件が細かく設定されています。
条件を読み込むのは大変ですが、内容をしっかり確認し、納得した上で加入しましょう。

まとめ

テレビCMなどを効果的に使い、じわじわと認知度を上げている東京ガスのガス機器スペシャルサポートですが、消費者からするとまだまだ様子見段階かな?というのが正直な感想です。

特に「注意すべき点」で触れた費用対効果については、冷静に考えておきましょう。月に500円とはいえ、年単位で考えると数年で結構な投資額になります。
自己負担になる費用が優先事項なのか、サポートの安心感を優先させるのか、それは人によって価値観が分かれるところです。

後悔ない選択のために、ガス機器スペシャルサポートのサイトもよく見てみてくださいね。

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