給湯器から警告音・警報がする!正しい対処方法

給湯器のリモコンを操作したり、お湯張りが完了すると、リモコンから軽快な音が鳴りますよね。
通常、リモコンからする音は、電源のON/OFFや作業の完了を知らせるものです。

ですが、ときに給湯器の不具合・故障を知らせる音=警告音・警報も鳴ります。
今回は、給湯器から鳴る音、とりわけ、注意して対応しなければならない警告音について解説したいと思います。

給湯器から鳴る音の種類と意味


給湯器のリモコンから鳴る音にはいくつか種類があります。
聞き馴染みのあるものから、あまり聞かない音まで、代表的なものを紹介しますね。

①電源をONにしたときの音
②電源をOFFにしたときの音
③湯温を変更したときの音
④お湯張りが完了したときの音
⑤追い焚きが完了したときの音
⑥給湯器の異常を知らせる音

①〜⑤については、日常的に聞く音ばかりです。
ほとんどが尻上がり(もしくは尻下がり)の機械音か、音楽、日本語のアナウンスかと思います。
メーカーにより音程や音楽は異なりますが、感覚的に意味が伝わりやすいようになっています。
例えば、湯温を上げるときは尻上がり、逆に下げるときには尻下がりのメロディーといった具合です。

上に挙げたなかで、ほとんど聞くことがなく、かつ注意が必要なのは「⑥給湯器の異常を知らせる音」でしょう。

注意が必要な警告音・警報とは?

給湯器に何らかの異常が起こると、リモコンを操作したときに警告音が鳴ります。
どういう音かというと、動物が遠吠えしているような音で、どちらかというとゾッとする部類の音です。

YouTubeで「給湯器 エラー音」などと調べると、「給湯器から怖い音がする」という動画がアップされているほどです。
人によっては「人の悲鳴に聞こえる」という表現まで…。
そう言われて聞くと、確かに悲しげな人の叫び声にも聞こえてきます。

特に古い給湯器の方が、不気味な音が多いように思います。

とにかく、明らかに異常を思わせる音が鳴るので、そういう意味では通常の操作音と聞き間違う事はありません。
聞きなれないエラー音・警告音が鳴ったら、給湯器の使用をひとまず止めて対処しましょう。

警告音・警報への対処方法

警告音と一緒に、給湯器のリモコンにエラーコードが表示されていないかどうか見てください。

エラーコードとは、給湯器にどういった不具合が発生しているのかを表す3ケタ(2ケタの場合も)の数字です。

よくあるエラーコードとは?

エラーコード一例


エラーコードにはたくさんの種類がありますが、よく見られるものは限られています。

いくつか例を出してみましょう。

・111、112、113などの11から始まるエラーコード … 点火不良
・290 … エコジョーズの中和器と呼ばれる部品の不具合
・140や14 … 過熱防止装置作動

エラーコードを解消しよう!


給湯器の取扱説明書にエラーコードの解消方法が載っていますし、メーカーのHPにもエラーコード一覧と対処方法について解説されています。

専門知識がなくても対処できる場合もあれば、プロでないと対処が難しいものもありますので、エラーコードの内容にあわせて、無理なく対応できる範囲で対処してください。
無理に直そうとすると、かえって事態が悪くなってしまうこともあります。

警告音・警報を放っておくとどうなる?


給湯器からの警告音を放っておくと、どのようなリスクがあるのか考えてみましょう。

まず、警告音が鳴っている時点で給湯器が正常に機能しづらい状況にあるということです。
無理に使い続けることで、ある日突然給湯器が使えなくなってしまう可能性があります。
また、単に給湯器が機能停止するだけでなく、不完全燃焼して火災や爆発といった重大な事故につながることもあるのです。

警告音を聞いたらそのまま放っておくのではなく、なるべく迅速に対応することを心がけましょう。

まとめ

給湯器の操作音は、明るい音色とアナウンスで、どちらかというと気持ちを暖かくしてくれるような音ですよね。
それだけに、警告音・警報を怖く感じてしまうのも無理はありません。

給湯器の寿命は8〜10年が一般的とされており、特に長く使用している給湯器は警告音が鳴りやすくなるものです。
頻繁に耳にする音ではないからこそ、もしエラー音が鳴った際には早めの対応を心がけて下さいね。

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