NG行動していませんか?たまに見かける残念な給湯器3選

私たちの生活に欠かせない給湯器。
でも、家の裏手やベランダの端など、あまり目につかないところに設置されていると、その存在を忘れてしまいそうになりませんか?
時には「大きくて見苦しい」なんて邪魔者扱いしてしまうときも…。

給湯器は雨風に耐える頑丈な機器ですが、使い方・扱い方によっては重大な事故につながる危険性があります。
今回は、たまに見かける給湯器のNG行動をまとめてみました。

①排気口の目の前にものを置く

給湯器には「給排気口」という空気の出入り口がついています。
動作中に発生した排気を外に逃すための大切な場所です。


横長の黒い穴のところが排気口です。

この排気口の目の前に障害物を置いてしまうと、うまく排気できないため、給湯器が不完全燃焼を起こすことがあります。

実は、給湯器には上下左右に、他のものとの「離隔距離」が定められています。

排気口にも厳密に離隔距離が設けられていて、障害物との距離が十分に確保できないときには、
排気の方向を変えるための「排気カバー」をつけるという選択肢もあります。

赤線部分が排気カバー

給湯器の離隔距離内に、何か障害物を置いていませんか?

燃えやすいものを置くのもNGです!

給湯器からの排気は高温になっています。
そのため、排気口の近くに燃えやすいものを置いておくのもNG。

たまに見かけるものとしては以下のようなケースがあります。

・植物、植栽が給湯器を覆うように置いているor延びている
・給湯器にタオルやふきんなどの布類をかけている
・給湯器に木材などを立てかけている


植栽が給湯器を覆ってしまっているご家庭も…

どれも火災につながる可能性がありますので、避けるようにしましょう。

②給湯器本体に目隠しをする

給湯器が丸見えになることで、家の外観を損ねているのが嫌だと感じる方もいらっしゃると思います。

そういった場合、給湯器を目隠しで覆ってしまいたいと思ったことはありませんか?

給湯器に目隠しをするときも、給湯器の離隔距離や目隠しの素材には注意が必要です。

・木材など燃えやすい素材でできたデッキ型のフェンスで覆う
・通気性の悪い波板などで囲う
・養生シートでぴったり包む

こういった目隠しをすると、給湯器の排気がうまくいかずに不完全燃焼を起こしたり、火災につながる可能性があります。

どうしても給湯器を見せたくない場合は、次のような方法が考えられます。

1.余裕のある囲いを設置する

豪雪地帯などで給湯器の周りに小屋のようなスペースを作って、給湯器やその他の設備を守っているご家庭も多くありますが、給湯器の離隔距離を守り、通気のよい余裕のあるスペースで囲うのであれば問題ありません。

小屋を建てるスペースはないというご家庭では、給湯器の囲いの素材や距離に十分注意してください。

2.家の外観に合った色の給湯器を選ぶ

ちなみに、家の外観に合うように塗装された給湯器もあります。
素材もマット加工されていたりして、高級感があったり、一見給湯機に見えないものも発売されていますので、ご自宅の雰囲気に合ったものを選んでみるのも良いと思いますよ。

③ケアをしていない

ほかにも、きちんとケアされていない給湯器もよく見かけます。
普段、なかなか目にする機会の少ない給湯器ですが、半年に1回などタイミングを決めてケアすることも大切な作業です。

1.汚れ


外に露出している給湯器は、ホコリや土、雨などで汚れがちです。
もとは白かったはずの給湯器がホコリに汚れ、それが雨で流れて水のあとがついていたりすると、結構見た目のインパクトが強いですよね。

汚れが直接給湯器の故障につながるわけではありませんが、やはり見た目がきれいなほうが、防犯上も良いと思われます。
たまに雑巾などで拭いてきれいにしてあげてくださいね。

ちなみに、給湯器がマンションの玄関先のPS(パイプスペース)内に設置されており、扉がついているような場合でも、意外と内部の給湯器にホコリ汚れがついています。
扉さえ拭いておけば大丈夫と思わず、一度扉を開けて給湯器の様子を確認してみてくださいね。

2.保温材の劣化

保温材の劣化も、よくあります。
給湯器から出ているガスや水が流れる管は、外気や温度変化から守るために、保温材が巻かれているのが一般的です。


保温材を巻いています。

保温材は、基本的に給湯器を新しく設置するときに一緒に巻かれますが、そこから新たに巻き直す機会はほとんどありません。
丁寧な業者であれば、修理の際についでに巻き直してくれたりもしますが、あくまでサービスの範囲なので、わざわざやってくれる業者は少ないでしょう。

保温材が劣化すると、外観が悪いのはもちろんのこと、ガス管などが露出してしまいます。
そうすると、気温や天候の影響をもろに受けてしまうので、冬場であれば管の中の水が凍ってお湯が出てこなくなるといったトラブルにつながりかねません。

少しコツはいりますが、ホームセンターで簡単に手に入る道具で、保温材のメンテナンスができます。
保温材がボロボロになっている…という場合は、こちらの記事も参考にしてもらって、保温材の交換にチャレンジしてみてくださいね。

3.法定点検を受けていない

給湯器を含むガス機器は、数年に一度定期的に点検を受けなくてはいけません。
「ガス点検のお知らせ」というお知らせがポストに入っているのを見たことはありませんか?

「立ち合いが面倒くさい」「なんだか怪しそう…」と無視している方もいるかもしれませんが、それはNGです!

点検をしてくれるのは東京ガスの関連会社の社員さんなので、怪しいとか、高額な費用を請求されることはありません。
※点検費用は無料ですが、点検により修理が必要と判断された場合の修理費用は利用者負担です。
面倒という気持ちは分かりますが、ガス機器は不良が事故につながる可能性の高いものです。
点検は数年に一度・立ち合いは10分〜15分くらいで終わりますので、お知らせを無視することなく、きちんと点検を受けてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?
「このNG行動、私もやっちゃってる!」とドキッとした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事を参考に、自分の家でもやってしまっているNG行動がないか、ひとつずつ確認してみるのもいいかもしれませんね。

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