【いまさら聞けない】知ってるようで知らなかった給湯器の使い方
お湯って毎日使いますよね。
給湯器のリモコンを「ピッ」と押して使ったり、電源を付けたまま使っている方も多いと思います。
使うといっても押すボタンと言えば、運転・追い炊き・自動とこんなものでしょうか??
ほかにボタンがついていても、あまり使用しませんよね。
そんな給湯器リモコンですがほかにも様々なボタン機能がついています。
今回は、知ってそうで知らなかった機能までをご紹介します。
目次
通常使うボタン
1、運転ボタン
これは給湯器の電源を切ったり入れたりするボタンです。
テレビのリモコンで電源を切った状態にするので、主電源は切れません。
主電源を切るには給湯器のコンセントを抜くことでできますが、通常行いません。
やってしまうの思わぬ事故にもなります。
2、風呂自動・自動
これもお風呂にお湯をためるのにとっても便利ですよね。
しかし、各家庭で浴槽の大きさは違います。
意外とやっていないのが湯量の設定これも給湯器のボタンで設定できるのです。
自宅の浴槽に何リッターはいるかなって皆さん分かりませんよね。
お湯張り機能は【水量】を設定して行うので、好みのお湯の量に変えられるのです。
エコではありませんが、入るとき、ザバーっと流れ出てしまうほどの湯量にしたり、半身浴しかしない方など、皆さんの生活スタイルに合わせて変更してしまいましょう^^
3、追い炊き
このボタンは沸かし直す時に使用するボタンです。
まさに温め直す機能です。
ご家族が多かったり、入る時間がばらばらであったりすると非常に便利なボ機能ですよね。
浴槽の穴が2つの場合と1つの場合によって沸かす方法が違います。
2つの場合は水位の温度差を使って自然に循環させる方法です。比較的昔のタイプと言えます。
1つ穴はすって出すといったポンプ機能を使って1つの穴で行います。
ポンプで循環させているため、2つ穴タイプより、暖かいお湯が混ざりやすく、現在の主流タイプです。
どちらもお湯を沸かし直しますが、お湯を足したりするものではありません。
4、一言
今はどんどんボタン一つで簡単に使えるように設定してあります。
考えると複雑ですが使っている分には気づかないかもしれません。
いまの給湯器ってかしこいな~って思います。
昔は追い炊きの近くにいると、やけどするほど熱かったのが昭和な感じで、懐かしい思い出ですw
見てるけど使ったことがあまりないボタン
1、優先
なんの優先なのか皆さんご存知ですか?
給湯器のリモコンって2個台所とお風呂にありませんか?
リモコンは運転ボタンを押した場所のリモコンでしかコントロールできないのです。
例えば台所でリモコン電源を入れお皿を洗って終わってからスイッチを切らずにお風呂に入ったとします。
シャワーのお湯の温度を上げようとお風呂でリモコンのスイッチを押しても動きません。
電源は台所で入れたのでそちらでしか動かせないのです。
その時にいちいち台所に行くのは不便ですよね。
ですのでこっちでコントロールするよ~というボタンが優先ボタンです。
これを押せばお風呂から出て台所のリモコンまでいかなくてもコントロールができます。
ややこしいですが使い方は、電源が入っててボタンが利かなかったら押してみてください。動くようになります。
2、呼び出し
呼び出しボタンは、押すとお酒やつまみ、お菓子やジュースがお風呂に届く画期的なボタンではありません!当たり前ですねw
これはお風呂からキッチンのリモコンへボタンを押すと呼び出し音が鳴るものです。
台所からも同様にお風呂へ呼び出し音を鳴らせます。
あまり使いませんが、1階と2階で台所とお風呂が離れていたりすると使うのかもしれません。
この機能を使うことが多そうな場合は呼び出しボタンよりもインターホン付きのリモコンを選んだほうがいいかもしれませんね。
隠れていて使ったことがあまりないボタン
1、給湯温度
こちらは読んで字のごとく、お湯の温度です。
シャワーや水栓のお湯の温度を変えることができるボタンです。
ほとんど使いませんが、湯量や水圧を少しでも多くしたい時などは、「設定温度を高くして、お水の割合も増やし、シャワーなどの水圧を上げる。」
なんてことをしている方もいらっしゃいますが、今はほとんど水栓ではなく、給湯器でお湯の温度を変えるので、お好みの設定で使えます。
便利ですよね^^
2、ふろ温度
ふろ温度は、浴槽にお湯をためるときや、追い炊きで沸かし直す時、たし湯など浴槽の温度を設定するボタンです。
これも熱いお風呂が好きな方や、ぬるいお風呂が好きな方も、こちらで設定できます。
友人に「38度以上は熱くてのぼせる」といってお風呂に入れない人がいます。
人によって適温は様々なので自分好みの温度に変えてしまいましょう!
3、ふろ湯量
これは浴槽のお湯の量を設定します。
賢い給湯器も各家庭の浴槽サイズまでは測れません。
ですので風呂自動・自動お湯張りで説明したように、ご自宅の使い方に合わせて湯量を調節してください。
これにより、フルオート給湯器ならこの湯量をセンサーで覚え、減ったら勝手に足してくれる機能がついています。
賢いですね~
自分は昔、次の人のためにと減ったお湯を浴槽に足しながら風呂を出て、それを忘れて浴槽を溢れさせ、何度も怒られました。
便利になったものです。(1977年生まれのおっさんです)
4、保温時間
これは少しややこしいですが、オートやフルオート給湯器は勝手に保温するのです。
ご存知でしたか??
風呂自動や自動ボタンはお湯をためることだけが自動ではないのです。
ためた後、30分ごとに温度チェックが入り、ぬるい場合、設定温度まで沸かし直します。
これを何時間繰り返すかを設定するボタンなのです。
0~8まで時間設定できるので、保温がいらない場合、0でもいいですし、みんな入る時間がばらばらの場合、8時間に設定しておくのもありですね。
ただし、オートの場合減ったお湯は自動で補給しないのでたし湯やたし水で湯量を増やさないと減っていく一方です。
ご家族などの入浴時間がまちまちで、長く保温するならばフルオート給湯器がおススメになります。
5、たし湯
代表的な給湯器2社の場合、ノーリツではスイッチを押すと、20Lのたし湯をします。
さらに、たし湯量の変更ができるのです。(10~100Lの6段階)好みの水量をたし湯します。
リンナイでも20リットルのお湯を足してくれます。
このたし湯機能はオートタイプの給湯器には便利でしょうね。
フルオートタイプでは、勝手にたし湯も行いますねであまり使わないかもしれませんね。
6、たし水
こちらは浴槽にお水を足す機能です。
お湯が熱かったりする場合、お水を足して温度を下げます。
現在リンナイでは一度ボタンを押すと10リットル出る設定になっています。
ノーリツではスイッチを押すと、10Lのたし水をします。
さらにたし水量の変更ができ(10~60Lの6段階)好みの水量をたし水します。
たし湯もたし水もオートタイプでは使用することもあるのではないでしょうか?
昔のようにお湯を張る蛇口が浴槽にないのが今では一般的なのでこういった機能は必要なのかもしれません。
ちなみに自分はお風呂に入りながらやる場合はシャワーでそのまま浴槽に突っ込んでました・・・
そのほうがわかりやすく速いからです。
本末転倒ですがシャワーのほうが実際早いですね!
7、音量
最近の給湯器リモコンはよくしゃべります。
このしゃべる音量を設定できます。
中にはいちいちうるさいから消してくれという方もいらっしゃいます。
教えてくれるのはうれしい機能である反面、余計なお世話と感じる方もいらっしゃるので、音量調整は必要な機能ですよね!
最後に
今回はリモコンについているいろいろなボタンについてご説明しました。
メーカーによって違うところや、年式や種類によっても違うので一概には言えませんが、現在の一般的なノーリツやリンナイのリモコンでご説明しました。
皆さんのお役に立てたら幸いです^^