給湯器の寿命を20年にするにはどうする?
一般的に、給湯器の寿命は8〜10年といわれています。
しかし、中には20年近く現役で活躍するツワモノ給湯器もあるのです。
できるなら給湯器交換せず、
なるべく長く使い続けたいというのが皆さんの本音ですよね。
「こうすれば給湯器の寿命が延びる」という確実な方法はないのですが、
給湯器の寿命を少しでも長くする可能性のあるアイディアをご紹介します!
目次
給湯器の寿命を延ばしたいときのアイディア
少しでも給湯器を長持ちさせたい方に
試してみて欲しいアイディアを5つ紹介します。
その5つとは、
①単機能給湯器を使用する
②劣化しにくい場所に設置する
③給湯器をキレイな状態に保つ
④お湯の使用頻度を極端に減らす
⑤オプションアイテムを使う
です。
ひとつずつ説明していきますね。
①単機能給湯器を使用する
家庭では難しいかもしれませんが、
会社の事務所など、大量のお湯を使わない場所であれば
給湯機能のみのシンプルな給湯器を使うのがおすすめです。
暖房付きのような給湯器は構造が複雑な分、
故障や劣化のリスクが高いです。
逆に、給湯機能のみの給湯器は構造がシンプルなため
故障しづらく、長く使い続けられる可能性があります。
もし、高機能タイプの給湯器にこだわりがなく、
お湯の使用場面が限られているのであれば、
リモコンを使わない給湯のみの給湯器を検討してみてください。
②劣化しにくい場所に設置する
給湯器の排気口や配管は外気にむき出しの状態です。
風雨が直接あたったり、内部に水分が侵入するなどして、
給湯器の寿命を縮めかねません。
海の近くであれば塩害を受ける可能性もあります。
これらの外部環境からくる悪影響をゼロにすることは難しいですが、
なるべく劣化しにくい場所に給湯器を設置するのも
給湯器を長く使う上で大切なポイントになります。
③給湯器をキレイな状態に保つ
給湯器は外に設置するので(屋内用給湯器は除く)、
どうしても汚れが付着してしまいます。
表面についたホコリやゴミは定期的に清掃し、
給湯器をキレイな状態に保つようにしましょう。
また、排気口が塞がると不完全燃焼につながります。
給湯器の目の前に物を置かないよう気をつけてくださいね。
④お湯の使用頻度を極端に減らす
給湯器の劣化とは、内部部品や配管の劣化です。
お湯の使用頻度が高いと、
金属疲労を起こして部品の劣化を早めることにつながります。
配管への負荷を軽減するには、
お湯の使用頻度を減らすことが有効です。
とはいえ実生活でお湯を我慢して水ばかり使うのは難しいのも事実です。
「お湯を10回使っていたのを7回に減らす」くらいの
削減ではあまり意味をなさず、
もっと極端にお湯の使用頻度を減らさないと
結局あまり大きな効果は感じられないでしょう。
つまり冷たい思いを我慢するだけで終わってしまうことがあるので、
あまり深く受け止めすぎず、
「配管の劣化を進める金属疲労というものがあるのだな」程度に考えておいてくださいね。
水を使うときに注意したいポイント!
余談ですが、水を使うときのアドバイスです。
水を使用する際に、給湯器の電源を消した状態で、
お湯側の水栓を使用していませんか?
(レバーをお湯側から水側にひねらずに、お湯側のまま水を使う等)
水とお湯の配管はそれぞれ給水管と給湯管で分かれています。
給湯管に冷水を流すと、給湯管が冷えます。
その後お湯を使うと、水と給湯管(金属)の温度差が大きくなり
配管の傷みを促進してしまうのです。
少し面倒ではありますが、
水を使うときは水側の水栓を使いましょう。
⑤オプションアイテムを使う
給湯器を長く使う=劣化を少しでも遅らせるため、
給湯器を保護するアイテムを使うのもおすすめです。
配管カバー
給湯器から出ている配管を保護する配管カバーというものがあります。
風雨や紫外線、動物による被害(爪とぎや排泄物など)から
配管を守ってくれる効果が見込めます。
こちらの記事も読んでみてくださいね。
保温材や配管用ヒーター
給湯器には凍結防止機能があるのですが、
寒冷地や、気温が急に下がるようなときには、
配管内の水が凍結することがあります。
凍結から配管の破裂につながることもありますので、
配管への負荷はなるべく与えないほうが賢明です。
配管のまわりに保温材を巻いたり、
寒冷地であれば配管用ヒーターを使うのが効果的です。
今巻いてある保温材がぼろぼろになっているようでしたら、
巻き直しをオススメします!
DIYで意外と簡単に巻き直せますよ!
機器ごとの当たり外れもある
あらゆる製品にいえることですが、
給湯器の機器ごとに、できの善し悪しがあります。
偶然長持ちする給湯器に当たることもあれば、
運悪く粗悪品にあたってしまい、すぐに故障してしまうこともあるんです。
そのあたりは運次第というしかありませんが、
日本製品は基本的にモノがいいですし、
万が一粗悪品にあたってしまっても、
保証の範囲内であれば修理・交換できることも多いです。
まとめ
今回の記事を書くにあたり、
給湯器の寿命を延ばしたり長持ちさせる方法を
改めて調べてみました。
機器ごとの当たり外れはおいておくとして、
給湯器を長く快適に使うには
日々のちょっとした心がけやメンテナンスが大切だと感じます。
(それが面倒で大変だったりするのですが・・・)
情報を得たときには「よし、やるぞ」と気合いが入るものの、
時間とともに忘れてしまったり、
適当になってしまうのは仕方ないものです。
例えば数ヶ月に一度、家事のついでに
給湯器まわりのメンテナンスをする日を
決めてしまうのはどうでしょうか?
普段目にしない場所にある給湯器ですが、
存在を思い出すタイミングを先に決めてしまえば、
案外抵抗なくメンテナンスできるかもしれません。
こちらの記事もあわせて参考にしてみてくださいね。