給湯器の替え時7つのサイン
目次
給湯器交換をオススメする時期・サイン
給湯器は、私たちの生活に欠かせない重要な設備です。
給湯器は毎日の入浴や料理などに欠かせないお湯を供給する役割を果たしていますが、
故障や劣化によって突然「お湯が出ない」といったトラブルに見舞われることも少なくありません。
乳幼児や介護の必要なご家族がいたり、ペットを飼っている方など、
お湯が出る・出ないによって生活の不便さが大きく左右されるご家庭にとっては、
給湯器が正常に使用できることはとても大切なことです。
ここでは、給湯器交換を検討するのに良いタイミングや給湯器からのサインついて詳しく解説します。
給湯器交換のサイン①耐用年数を超えている
給湯器の耐用年数=寿命は、一般的に8年〜15年とされています。
耐用年数については機体により かなりの幅がありますが、おおむね10年を基準に考えると良いです。
この耐用年数を超えると、故障のリスクが高まり、
急にお湯が出なくなるなどのトラブルに見舞われる可能性が増えます。
長年使用している給湯器は、年数とともに内部部品の劣化が進行します。
もし、ご自宅の給湯器が耐用年数を超えている場合は、点検や交換を考えた方が良いでしょう。
ここで、給湯器の保証期間についても触れておきます。
給湯器の保証期間は大きく分けて「①商品保証」と「②工事保証」の2つがあります。
「①商品保証」とは、ノーリツやリンナイといった給湯器メーカーが設けている「給湯器本体」に対する保証で、
給湯器に不具合があった際に無償で交換・修理に対応してもらえます。
保証期間は主に1〜2年で、オプションで+1年(計3年)の延長保証を設けているメーカーもあります。
対して「②工事保証」とは、給湯器交換の工事に関する保証で、
給湯器交換に対応した業者・ホームセンター等が独自に設定するものです。
工事中の作業が原因となる不具合を保証しますが、
その保証内容は業者によってまちまちですし、そもそも工事保証を設けていない業者も多いです。
工事保証の有無まで気にしていないという方も多いですが、
アフターフォローが充実しているか否かも、給湯器交換業者を選ぶ1つの基準になります。
給湯器交換のサイン②水漏れしている
給湯器の本体や接続部分から水漏れが見られる場合、内部の部品が劣化している可能性があります。
水漏れは、初期の小さなものでも放置すると、さらなる損傷を引き起こすことがあります。
床や壁に水の跡があったり、湿気を感じる場合は、早急に専門業者に相談することをおすすめします。
給湯器交換のサイン③お湯の温度が不安定
・お湯の温度が一定でない(熱くなったり冷たくなったりする)
・お湯になるまでに時間がかかる
・お湯が出ない
こういった症状は、給湯器故障の前兆であることが多いです。
特に、急に熱湯が出たり、逆に水しか出ない場合、温度調節機能に問題がある可能性があります。
このような状況が続いている場合は、給湯器が本格的に壊れる前に専門業者による点検を受けることが大切です。
給湯器交換のサイン④異音がする
給湯器から異常な音(ガタガタ、ポコポコなど)がする場合、内部部品の不具合が考えられます。
正常な動作をしている給湯器は静かに運転しますが、
異音がする場合は、内部に何らかの問題が発生している可能性があるのです。
異音を放置すると、不具合が進行し、最終的には交換が必要になることもあります。
給湯器を使用する度に発生する異音は不快ですし、何より思わぬ事故に繋がりかねません。
なるべく早く業者に連絡しましょう。
給湯器交換のサイン⑤エラーコードが出ている
給湯器のリモコン(操作板)に、故障時にエラーコードが表示されることがあります。
数字2ケタもしくは3ケタで表示されるのがエラーコードです。
このコードは、故障の原因を示しており、取扱説明書を確認することで対処法を知ることができます。
自己対応できるエラーもありますが、専門業者でないと対応が難しいものもあるので、
エラーコード表示が繰り返されるような場合には業者に連絡しましょう。
給湯器交換のサイン⑥異臭がする
異音とならび、給湯器からの異臭も給湯器交換のサインである場合があります。
ガス臭い・焦げ臭いといった異臭は、給湯器の使用を中止して業者に連絡しましょう。
思わぬ事故に繋がる場合があるので、お湯は出るからと使用し続けるのは避けてください。
給湯器交換のサイン⑦生活スタイルや家族構成が変わった
生活スタイルや家族構成の変化によって、給湯器の使用頻度が変わることがあります。
例えば、子どもが増えたり、親が同居したりすると、必要なお湯の量が増加しますよね。
その場合、現在の給湯器では必要なお湯を賄えないといったケースが起こり得ます。
逆に、子供が独立して世帯人数が減り、必要なお湯の量が減ったという場合もあるでしょう。
次の交換タイミングでは、給湯能力スペックを下げることで給湯器交換コストを抑えることもできます。
お湯の使用頻度の変化を感じたら、給湯器の見直しを検討しましょう。
「ちょっと変かな?」と思ったら、早めの相談をオススメします。
給湯器は日常生活に欠かせない設備であり、適切な管理が求められます。
現在の給湯器を10年以上使用している方や、給湯器の動作に何らかの異常を感じている方は、
早めに専門業者に相談して必要なメンテナンスや交換を行うことが重要です。
快適な生活を維持するために、給湯器の状態を定期的にチェックし、早めの対策を心がけましょう。